- 赤富士と応為、そしてボストンの男たち
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- 価格
- 4,950円(本体4,500円+税)
- 発行年月
- 2025年04月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784779130472
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[BOOKデータベースより]
幕末から明治初期、日本の混乱期に多くの文化財が流出した。そして世界に名を馳せた葛飾北斎の作品は高値で取引された。北斎の娘・応為は父に劣らず健筆を振るっていたが、女性絵師は認められることの無い時代であった。来日したアーネスト・フェノロサやエドワード・モース、ウィリアム・ビゲローの三人が買い集めた作品群の中には応為の作品も含まれていた…。一方、フェノロサの二人目の妻となったメアリーもまた、自身も成功した作家でありながら、女性であるがために正当な評価を得られずもがき苦しんでいる一人だった。亡霊となって復活し、父と自身の作品の行方を追う使命を担った応為は、次第にそんなメアリーに自分を重ねるようになる。自らの功績と歴史との折り合いをつけるため、応為が最終的に下した結論とは…。
[日販商品データベースより]「不思議に魅力的な本である」と故・立花隆氏に絶賛された前作『北斎と応為 上・下』(2014年、彩流社刊)に続く第2作!幕末から明治初期、日本の混乱期に多くの文化財が流出している。世界に名を馳せた葛飾北斎の作品も高値で取引されていた。北斎の娘・応為は、父に劣らず健筆を振るっていたわけだが、女性絵師は、女性であるだけで存在を消されることとなり、決して正当には認められることの無い時代であった。当時、来日したアーネスト・フェネロサやエドワード・モース、ウィリアム・ビゲローの3人が買い集めた作品群の中にも応為の作品は含まれていたのだが………。本書は、亡霊となることで明治の時代を死後に眺め続ける応為と三人のボストン人との関わりを描き、忍びながら華やいだ絵筆の後の浮世絵流出の姿と女性絵師の密やかでありながら光を燈し続けた復活を描く物語である。