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- 林業遺産へ行こう
-
自然の力を活かす昔の知恵を再発見
文一総合出版
柴崎茂光
- 価格
- 3,300円(本体3,000円+税)
- 発行年月
- 2025年05月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784829971116

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[BOOKデータベースより]
明治維新前、「森の国」日本の主要産業は林業だった!お箸から五重塔までの材料になる木、燃料や衣類、食糧や塗装剤まで、なんでも森から調達できていた。それを実現していたのは、森を持続的に使う、林業が育てた技術と知恵。それは今や消えかけているけれど、地域の宝として残ってほしい。そんな事例を集めてみました。
林業遺産が語ること(林業遺産ってなんだろう;良材をつくる;木を伐る;木を運ぶ;森林鉄道 ほか)
[日販商品データベースより]林業遺産を見に行こう(茨城県つくば市 史蹟と自然を楽しむ1日 山中の温泉に泊まるのもおすすめ 筑波山内に全国植樹祭発祥の地を求めて;埼玉県南部・東京都23区西側 ミニ富士山「富士塚」をめぐり都市に残る山岳信仰の名残に触れる 一日乗車券で富士登山!武蔵國富士塚巡拝;京都市北区中川北山町ほか 細く揃った杉が凜然と並ぶ独特の景観を生んだ林業の歴史 京都市内から文化人が愛した美しい杉林の里へ;北海道札幌市ほか 原生林のなごりに触れ開拓時代の歴史を訪ねる 札幌周辺の隠れた林業遺産探訪ウォーク;福岡県八女市矢部村 山里の暮らしを支えた「木場作」と木材運搬道「木馬道」 福岡市内から日帰りで訪ねる杣の里 ほか)
全国植樹祭のはじまりの地を訪ね、わたらせ渓谷鉄道のトロッコ列車に乗り、山岳信仰の聖地を巡り・・・
栄光の日本林業が育てた森と生きる技術を発掘する旅へ!
旅が好き、自然が好き、伝統文化が好き、そして鉄道が好きな方に。
長く花形産業だった林業の歴史で育まれてきた、森を育てながら利用し続ける知恵と技術。それは、いままさに求められる「持続可能な自然利用」に貢献しうる宝物です。そうした宝物たちを研究者が取材、見学コース案を作りました。
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自治体のウェブサイトや新聞などで,ときどき見かけるようになった「林業遺産」って何?
日本森林学会という学術団体が、林業発展の歴史を示す景観、施設、跡地等、土地に結びついたものを中心に、体系的な技術、特徴的な道具類、古文書等の資料群を認定するもので,現在まで、全国で51件が認定されています。
気候も地形も変化に富んだ日本では,それぞれの地域に合わせた林業技術が培われ、受け継がれてきました。そうした地域ごとに異なる、いわば「地域の宝」が認定の対象です。
木材は,建材として,お箸や風呂桶などの日用品から船のような乗り物までの材料として,たきぎや木炭は熱エネルギー源として……と,生活のあらゆる面で使われていました。ですから,今でこそもうからない産業になってしまっているけれど,かつては一大インフラ産業だったのです。
さらに,木が育つ場である森林からは,山菜や薬草,けものの肉や毛皮などもとれました。そうした,森や山とかかわるすべての活動が「林業」です。
この本は,林業のさまざまな側面を物語る林業遺産(プラスこれから認定されるかもしれない候補)のうち,とくに見ておきたいものを取り上げ,周辺で見られるものもいっしょに見学ルートの形で紹介しています。ルートをつくったのは,人文系の研究者たち。家族と一緒に旅行したり,調査の際に足を伸ばしたりして,現地に行っての取材を元に執筆しました。場所によっては、おすすめの食事やお土産にも触れています。
さらに,林業の各側面の基礎知識もまとめました。歴史や背景を知れば,見学の深みが増します。