- 生命と科学技術と社会
-
21世紀の生命操作と思い通りにはさせぬ生き物の巧み
発生/生殖/クローニング編
大阪公立大学出版会 地方・小出版流通センター
山本由美子(人文・社会)- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2025年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784909933928
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 大人のやさしいクラシック・ピアノ 2025
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2025年04月発売】
- 就労条件総合調査 令和6年版
-
価格:9,680円(本体8,800円+税)
【2025年05月発売】
- 毎月勤労統計要覧 令和6年版
-
価格:8,030円(本体7,300円+税)
【2025年05月発売】
[日販商品データベースより]
本書はバイオテクノロジーに注目したうえで、生命と科学技術と社会の関係について考える。これまでと違った視点を拓くための、大学生初学者向けカラーテキスト第一弾「発生/生殖/クローニング」編である。
本書はとくに生物学と医学または医療寄りでアプローチしながら、さまざまなバイオテクノロジーについて単にその賛否を問うのではなく、別の仕方で展望しようとするものである。というのも、テクノロジーの賛否を問いそのどちらに与するかを迫るような議論は、実のところ何も議論していないようにみえるし、私たちヒトを含むあらゆる生き物の生・性・ライフ・生きざまについてあまりにも単純化しているようにみえるからである。これに対し本書では、バイオテクノロジーの諸技術について、科学的に正確にその基本的な仕組みと概要を押さえたうえで、バイオテクノロジーに関わる生命というものの、あるいは生き物というものの、脆さと背中合わせの〈たくましさ〉や〈したたかかさ〉を垣間見ていきたい。本書は、科学技術と社会をめぐる「よい子の道徳教室」的なテキストと一線を画すものである。