この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- ムーミン谷の彗星 特装版
-
価格:2,640円(本体2,400円+税)
【2024年07月発売】
- フォルモサの涙 獅頭社戦役
-
価格:2,640円(本体2,400円+税)
【2023年08月発売】
- ムーミン谷の夏まつり 新装版
-
価格:660円(本体600円+税)
【2011年05月発売】
- フランス白粉の秘密
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2012年12月発売】
[BOOKデータベースより]
われわれは今こそ、この小説を読まなければならない。お互いの歴史を知るために―
[日販商品データベースより]幽霊の対話は異なる時空を行き来しながら、この物語は進んでいく。死者たちの語らいに私たちは何を見るのか――民族の核心にある文化を直視し植民統治下に命を落としていった霊魂を救済する、台湾原住民文学の秀作。
『タイヤル・バライ 本当の人』では、多くの歴史事件によって、この世界で起こった様々な変化を暗喩しています。作品は、オットフ(幽霊)の眼を通して、タイヤル族が現実世界で味わった怪異現象や荒唐無稽な出来事について語っています。植民統治下で起こったタイヤル族の世代間の認識の変化をたどり、タイヤル族がどのようにして自分たちの心の核心である文化を直視したかを振りかえることで、不公平な扱いの中で命を落としていった霊魂が安らぎを得られ、タイヤル族は真摯に自分に向き合えるのです。台湾原住民族を理解するための一冊として、日本の皆さまにこの『タイヤル・バライ 本当の人』を読んでいただきたいと思います。(トマス・ハヤン「日本の読者の皆さまへ」より)