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[BOOKデータベースより]
第1編 江戸の人は工業化にいかに対応したのか
[日販商品データベースより]第2編 「数学教育現代化」は工業化をいかに脱しようとしたのか
第3編 複雑系社会観が算数・数学教育に与える影響とは
第4編 科学の言葉=算数・数学で明らかにする草花の自立・協働
第5編 GIGAスクール時代の「数と計算」
第6編 新型コロナ感染状況調査を題材としたPBL(Project/Problem Based Learning)事例
第7編 リスクを捉え、リスクに対処できる市民の育成をめざす学校数学
第8編 今、算数・数学教育はどこにいるのか。私たちは、これから何をしたらよいのか
第9編 社会とつながる算数・数学探し
第10編 学校変革期における教員養成の在り方―教員養成において算数・数学教育に求められるもの―
新技術により社会が大きく変容する中、子どもたちに必要な算数・数学の学習のあり方を問う
〈本書の概要〉
情報の量や質、社会のあり方がおおきく変容していく時代における、算数・数学教育の課題を整理し、江戸時代の和算の歴史からヒントを得ながら、子どもたちにとって必要となる算数・数学の学習のあり方とは何かを提案します。それは、さまざまな情報を数学的な見方・考え方で分析したり、数式の構造を身近な経験に当てはめたりすることで、実の伴う理解から生きた力として駆使できるようになることであり、そのための具体的な手立てが数多く紹介されます。
〈本書からわかること〉
◆これからは、「現代数学の中にある『構造』を現実の諸事象との関わりの中で捉えること」が求められる
AI、IoT、ICTなどの新技術を活用した第4次産業革命の進展は、学習のあり方に根本的な変容を迫り、生き方や学習の仕方そのものに対する新しい問いを提示しています。容易にグローバルにつながり、多くの情報が飛び交い、意図せずとも誰かとの結びつきが発生している社会の中で、次の社会の担い手である子どもたちがグローバルで持続可能な未来を描くためには、どのような学習が必要になるのでしょうか。
著者は、子どもたち一人ひとりが社会の構成員(agent)として、一方的な受け身で情報を摂取するのではなく、イニシアチブを取りながら、自身でその情報の真偽を見分け、再構成(再現)して発信できるようになることが重要であると述べます。算数・数学教育においては、子どもたちが自分自身で、身近な事象を数学的な見方・考え方で分析・判断し、生きた力として扱えるようになる学習が必要であるとされます。
そこで本書では、草花にひそむ算数・数学の構造を抽出したり、ICTを用いた変動するコロナ感染者数の統計方法、緯度・経度から2地点間の距離を求めたりするなど、実際問題を解決するための算数・数学の活用事例が豊富に挙げられています。
◆江戸時代の和算の歴史に求める、これからの算数・数学の鍵
本書では、毛利重能の『割算書』をはじめ、吉田光由の『塵劫記』、寺子屋の実態、伊能忠敬の日本地図作成に至るまでが概観され、日本では昔から算数・数学が日常と結びついており、いかに人々の生活の中で活用されてきていたのかを明らかにしています。
測量、河川開拓、暦の作成といった、身近な事象における課題を解決するために数学を探究する姿から、現代につながる多くのヒントが見いだされることでしょう。
〈こんな先生におすすめ〉
・ICTやデジタルが大きく発展する中で、算数・数学のあり方について知りたい先生
・日本の算数・数学の歴史を学びたい先生
・これからの時代に対応する算数・数学教育が知りたい先生