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[BOOKデータベースより]
アドルノを起点に照らされる知識人たちの理論と実践。知識人の言葉は、真空空間で生み出されるわけではない。戦後民主主義を模索するドイツで、思想家・文学者たちはどのような現実と格闘していたのか。書籍、講演、学生運動との討論等の分析から、自己省察と対話を掲げ葛藤する知識人の新たな姿を描く。
第一章 「自己省察」的な知識人の始まり
[日販商品データベースより]第二章 アドルノによる二つのハイネ講演、あるいは文化批判と社会
第三章 押しよせる抗議運動の波とアドルノによるメディア実践―ゲーレンとのテレビ・ラジオ対談
第四章 ハーバーマスとアドルノの結節点―「自己省察」的な社会批判の射程
第五章 国家と抗議、ハーバーマスから見た六八年―ゲーレンによる制度論との対峙
第六章 詩と社会をめぐるエンツェンスベルガーの問題圏―アドルノへの批判的応答、『点字』から『時刻表』へ
第七章 歴史を媒介とした文学と政治的実践の架橋―『時刻表』に隠された「さまざまな五つの詩」
第八章 作家、そして知識人としてのエンツェンスベルガー―『ハバナの審問』における「自己省察」の文学的創出
終章 後期近代における知識人の役割
アドルノを起点に照らされる、知識人たちの理論と実践
知識人の言葉は、真空空間で生み出されるわけではない。戦後民主主義を模索するドイツを舞台に、アドルノ、ゲーレン、ハーバーマス、エンツェンスベルガーといった思想家・文学者たちは、どのような現実と格闘していたのか。書物だけでなく、ラジオ講演や六八年の学生運動との討論等の記録を踏まえて見えてくるのは、自己省察と対話になによりも重きを置きながら葛藤する言論人の新たな姿である。
「アドルノやハーバーマス、エンツェンスベルガーは、自らの置かれた状況下で、知識人としてのあり方を反省し、社会の改善に向けて、実践へと足を踏み出していった。そこに見出される知識人としての形象を手掛かりに、どのような道を切り開いていけるのか。「自己省察」と「討議」を媒介に、社会の不均質性をいかに纏め上げていくことができるのか。」(本文より)
◎目次
序 章
第一章 「自己省察」的な知識人の始まり
第二章 アドルノによる二つのハイネ講演、あるいは文化批判と社会
第三章 押しよせる抗議運動の波とアドルノによるメディア実践――ゲーレンとのテレビ・ラジオ対談
第四章 ハーバーマスとアドルノの結節点――「自己省察」的な社会批判の射程
第五章 国家と抗議、ハーバーマスから見た六八年――ゲーレンによる制度論との対峙
第六章 詩と社会をめぐるエンツェンスベルガーの問題圏――アドルノへの批判的応答、『点字』から『時刻表』へ
第七章 歴史を媒介とした文学と政治的実践の架橋――『時刻表』に隠された「さまざまな五つの詩」
第八章 作家、そして知識人としてのエンツェンスベルガー――『ハバナの審問』における「自己省察」の文学的創出
終 章 後期近代における知識人の役割
あとがき
略年表・略号一覧
図版出典一覧
参考文献
初出一覧
事項索引