この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 異彩を、放て。
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2022年10月発売】
- 対人援助職のための相談支援スキル図鑑
-
価格:2,640円(本体2,400円+税)
【2023年09月発売】
- 子どもの暮らす施設の環境
-
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2012年12月発売】
- 社会的養育ソーシャルワークの道標
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2021年06月発売】
- ソーシャルワーカーのための反『優生学講座』
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2022年04月発売】
[BOOKデータベースより]
第1部 東京都の直営施設(箱根児童学園―地元の理解が不十分なまま終焉を迎えた“旅館施設”;あづさ園―里親委託に主力を注いだ九年の施設養護;沼津児童学園―施設養護のあり方をめぐり、積惟勝が東京都に挑んだ一一年;萩山学園―島田正蔵と少年教護院付設での三年七か月の生活教育;七生児童学園―不就学のまま「精神薄弱児施設」に転換された一八年;中井児童学園―“豪邸”に創設され、後に職業補導に転換した女子施設の行方)
[日販商品データベースより]第2部 東京都の民間委託施設(聖十字学園―国会で糾弾された悪徳財団法人と都外委託施設;愛聖園―山口リョウと「精神薄弱児施設」甲の原学院、富士聖ヨハネ学園と継承された六二年;六華園―少年保護事業から転換し、個人経営した東福義雄・隆子夫妻;治生学園―沖一道と日蓮宗寺院に間借りして営まれた施設養護の九年)
戦争孤児施設は戦後社会的養護の源流である。そのようななかで、児童福祉の歴史に刻まれることなく、忘れられている施設は少なくない。
児童福祉の現場に身を置いてきた筆者が、長年にわたり戦争孤児施設に関わる資料蒐集と調査に当たってきたのは、戦火をくぐり抜けた子どもたちが、いかなる事情で施設に保護され、そこでどのような生活をしていたのか、その歴史的事実を知り、学ばなければならないと思ったからである。
戦後80年の今日、本書は、とりわけ社会的養護に携わり、子どもたちの自立を期待しながら、生活を共にしている職員の皆さんに読んでいただきたいと思う。