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[BOOKデータベースより]
総論 バラッドを書く
[日販商品データベースより]第1部 歌と争闘(なぜ『オシアン』を翻訳したのか(一)―古代スコットランドから;なぜ『オシアン』を翻訳したのか(二)―バラッドの復興;古謡と語り―漱石の翻訳詩から小説へ;バラッドの『夢十夜』;ウォルター・スコットの明治;『三四郎』に重なる王権簒奪劇)
第2部 詩神の声(スティーヴンソン小説からの伝授;古代日本バラッドの作用;『リリカル・バラッズ』から漱石へ;小品の連続性と英詩の役割―『永日小品』)
第3部 伝承の生成(『草枕』に息づく伝承;古譚と『草枕』;古い宗教の生々しい声と『行人』;漱石文学に生きる古譚の蛇;『彼岸過迄』の彼岸と此岸)
夏目漱石は、どのようにイギリス、そして日本の伝承された歌や物語を活用し小説を書いたのか。伝承文学の語りと歌とが漱石に大きな示唆を与えたこと、それらが文学内容にも深く関与していることを明らかにする。