[BOOKデータベースより]
親族集団に富と人脈をもたらす吉兆のシンボルとしての女性。近年、目覚ましい発展を遂げる大国インド。その成長を牽引する南インド社会には、伝統的なカースト制度が息づいていた。ある商業カーストを事例に、その親族ネットワークと婚姻システムのもとで生きる女性たちの姿を活写する。親族集団に経済的資源や人脈をもたらす女性たちの生き様からは、21世紀においてもなお、カーストが必要とされ続けている理由が見えてくるだろう。
序章 「カースト」に内在する平等性
第一章 「高望みしない」若者たち
第二章 親族名称とカースト内婚の倫理
第三章 「婚資」としてのハナヨメ持参材
第四章 婚姻儀礼のシンボリズムと同位性の表現
第五章 還暦の祝いにみる「スマンガリ」の役割
第六章 葬送と寡婦たち
エピローグ 寡婦たちの今、そして未来
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