- 石油危機と国際秩序の変容
-
「東アジアの奇跡」の起点
MINERVA人文・社会科学叢書 357
- 価格
- 6,050円(本体5,500円+税)
- 発行年月
- 2025年02月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784623097951
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[BOOKデータベースより]
本書は、東アジア・東南アジア諸国が、いかにして1970年代に起きた二度にわたる石油危機を克服し、その後「東アジアの奇跡」をなしえたのか、その歴史的起源を探究する。アジア各国の輸出志向型工業化への着手、それと対照的なインドにおける農業開発、さらに日本は経済開発政策でどのような役割を果たしたのかを考察することで、石油危機と1970〜80年代初頭におけるアジア国際経済秩序の変容がもたらした世界史的意味を再考する。
序章 1970年代の石油危機と国際秩序の変容―「東アジアの奇跡」の起点―
[日販商品データベースより]第1部 石油外交と冷戦(石油危機とグローバル冷戦;第三世界プロジェクト盛衰の支柱としての石油危機;東南アジア開発におけるアジア開発銀行の役割―冷戦と石油危機の文脈―)
第2部 国際金融秩序と開発金融の変容(石油危機と「民営化された国際開発金融」;1970年代の大循環―ユーロダラー、オイルマネー、融資ブーム、債務危機、1973〜82年―)
第3部 冷戦、開発と経済援助(世界エネルギー危機と中国石油外交;インドの「緑の革命」・世界銀行と石油危機―化学肥料問題を中心に―;商品価格高騰に直面したガーナとケニヤ―ナショナルとグローバルの交錯―)
本書は、東アジア・東南アジア諸国が、いかにして1970年代に起きた二度にわたる石油危機を克服し、その後「東アジアの奇跡」をなしえたのか、その歴史的起源を探究する。アジア各国の輸出志向型工業化への着手、それと対照的なインドにおける農業開発、さらに日本は経済開発政策でどのような役割を果たしたのかを考察することで、石油危機と1970?80年代初頭におけるアジア国際経済秩序の変容がもたらした世界史的意味を再考する。