- 爺の流儀
-
- 価格
- 1,045円(本体950円+税)
- 発行年月
- 2025年02月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784847067129
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[BOOKデータベースより]
年をとったらヨロヨロと下り坂を楽しめばいい。落ちめの快感は、成り上りの快感に勝る。嵐山流すくすく老いるための秘策。
1章 すくすくと老いていく(人生のソロバン;書斎は戦場である ほか)
[日販商品データベースより]2章 老いの流儀(老人の獣道;老いの流儀十カ条 ほか)
3章 下り坂の極意(鬼の足跡;楽しみは人生の下り坂にあり ほか)
4章 人生最後の愉しみ(「千の風になって」どこへ行く?;諸行無常と諦念 ほか)
年をとったら、ヨロヨロと下り坂を楽しめばいい。
落ちめの快感は、成り上りの快感に勝る――。
作家・嵐山光三郎が語る“すくすく老いる”ための秘策。
【構成】
第1章 すくすくと老いていく
第2章 老いの流儀
第3章 下り坂の極意
第4章 人生最後の愉しみ
※第2章、第3章は終刊した「週刊朝日」で
26年間続いた人気連載「コンセント抜いたか」の内容より選び、
加筆・修正した作品を新たに構成しました
(本文より――)
いま、町にあふれるジジイ指南書は、そのほとんどが上昇志向である。
なんらかの形で上昇し、難しい坂を登りきろうという発想で下降志向のものがない。
下り坂がこんなに楽しいのになぜなのだろうか、と考えた。
人間は、年をとると、「まだまだこれからだ」とか「第二の人生」だとか、
「若いモンには負けない」という気になりだし、
こういった発想そのものが老化現象であるのに、それに気がつかない。
年をとったら、ヨロヨロと下り坂を楽しめばいい。
落ちめの快感は、成り上りの快感に勝る。
武者小路実篤の語録に、“桃栗三年柿八年 だるまは九年 俺は一生”がある。
ここにある発想は持続する不屈の意志である。
時流などはどうだってよい、退歩しつつ、自分の思った通り生きるという姿勢である。
「楽しみは下り坂にあり!」