- 貧困とは何か
-
「健康で文化的な最低限度の生活」という難問
ちくま新書 1843
- 価格
- 968円(本体880円+税)
- 発行年月
- 2025年02月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784480076694
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[BOOKデータベースより]
貧困とは「お金がないこと」だと思っている人は多い。では生きていくための最低限のお金さえあれば貧困ではないのか?貧困の定義は実は時代ごとに課題にぶつかり、形を変えてきた。貧困層を劣った人間と見なす優生思想、男女差別を前提とした家族主義、子どもを救うに値する/しないに選別する投資の論理、貧困を努力の問題に還元する自己責任論…。気鋭の研究者が、「貧困」概念をめぐる議論と問題点を整理し、「貧困」が今もなくならないのはなぜかという根本的な問いに対峙する。
序章 貧困とは何か?
[日販商品データベースより]第1章 生きていければ「貧困」じゃない?―絶対的貧困理論
第2章 家族主義を乗り越えるために―相対的貧困理論
第3章 ベーシック・サービス、コモン、社会的共通資本―社会的排除理論
第4章 「子どもの貧困」に潜む罠―「投資」と「選別」を批判する
第5章 「貧困」は自分のせいなのか?―「階級」から問い直す
終章 貧困のない社会はあり得るか?
◎生きてさえいければ貧困じゃない?
◎社会には救うべき人と救わなくてもいい人がいる?
◎貧困から抜け出せないのは努力が足りないから?
「貧困」の定義は時代によって違う!
議論はなぜかみ合わないのか?
貧困とは「お金がないこと」だと思っている人は多い。では生きていくための最低限のお金さえあれば貧困ではないのか? 貧困の定義は実は時代ごとに課題にぶつかり、形を変えてきた。貧困層を劣った人間と見なす優生思想、男女差別を前提とした家族主義、子どもを救うに値する/しないに選別する投資の論理、貧困を努力の問題に還元する自己責任論……。気鋭の研究者が、「貧困」概念をめぐる議論と問題点を整理し、「貧困」が今もなくならないのはなぜかという根本的な問いに対峙する。