[BOOKデータベースより]
野良宇宙ライターの道は険しい、それでもこの仕事は辞められない!北海道発、牛糞ロケットとは?ロストバゲージに巨大ハリケーン!雨風と停電に怯えながらのNASA取材。日本一の“スナバ”で進む月面実験。宇宙関係者がビビる6号機のジンクス。宇宙をもっと身近に感じる宇宙エッセイ誕生!
第1章 宇宙を書く仕事の舞台裏(北海道発、牛糞ロケット;宇宙に挑む人びと;炎と轟音の牛糞ロケットエンジン ほか)
第2章 ロケットには希望を載せて(舌が宇宙に連れて行く;ウクライナ留学へ;キーウプラネタリウムと不思議なスープ ほか)
第3章 夜を越えたその先に(宇宙業界に伝わる怖い話;打ち上げの成功と失敗;行ってらっしゃい、人工衛星 ほか)
大地を駆ける宇宙ライターの日常
野良宇宙ライターの道は険しい。
宇宙開発を取材して原稿を書くには、工学やサイエンスのほか、政治、国際関係、安全保障、歴史、法律、ビジネスなどの知識が求められ、まるで総合格闘技みたいだ。どれだけ勉強しても知らない専門用語や略語が湧いてくるし、赤字の取材旅行に取材の門前払いも日常茶飯事。出版や報道関係者と名刺交換をすれば「宇宙の記事だけで食べていくなんて絶対無理だ」といまだに叱られることもある。それでも、大好きな宇宙を身近に感じられたり、誰かの生活を支えていたりする瞬間に立ち会えるとうれしい。だからこの仕事を辞められない。
本書ではアメリカのケネディ宇宙センターや鹿児島の種子島宇宙センターをはじめとする取材先でのほっこりエピソード、誰かに話したくなる豆知識、取材先での失敗談、思わず泣いてしまったこと、本当にあった怖い話などを、宇宙開発と宇宙ビジネスの現状について綴った。笑いながら読んでいただきつつ、宇宙への興味を持ったり、自分らしい働き方を探ったりすることに役立ててもらえたらうれしい。
宇宙を書く仕事の舞台裏へようこそ。
【編集担当からのおすすめ情報】
はやぶさに憧れた高校生はいかに宇宙ライターになったのか? 宇宙に興味をもったきっかけ、ウクライナ・キーウへの留学、取材での苦労、先輩宇宙ライターや宇宙開発関係者との絆、知られざる宇宙開発の現場など、楽しみながら宇宙開発や宇宙ビジネスを学べます。誰もが宇宙を仕事にできる時代、宇宙をもっと身近に感じられる宇宙エッセイです。これからのキャリアを考えるきっかけにも。