田中小実昌哲学小説集成 １

中央公論新社
田中小実昌　

• 価格: 3,960円（本体3,600円＋税）
• 発行年月: 2025年01月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784120058790

内容情報

[BOOKデータベースより]

『ポロポロ』から『アメン父』へ―。「哲学」「宗教」「小説」の関係の謎のはざまで漂う著者晩年の代表的シリーズ「哲学小説」を初集成（全３巻）。巻末対談―柄谷行人／平岡篤頼／井上忠。生誕１００年記念出版。

カント節（ジョーシキ；あそんでる；洞窟の比喩；カント節；Ｉ・Ｄカード；地獄でアメン）
モナドは窓がない（西海岸の久布白先生；福音書を読む；ルソーの告白；カントの権利；単子論）
巻末資料

[日販商品データベースより]

田中小実昌　生誕100年記念刊行

『ポロポロ』から『アメン父』へ――。
幼少期、従軍、復員ののち東大哲学科入学。
米軍基地のアルバイトで暮らし、翻訳家、小説家となって後も、コミさんは哲学に関心を持ち続けた。
映画館への途中で、バスの旅で。カバンに忍ばせた文庫本に、文句と注釈をつけながらも読み続ける。
そんな日々が、いつしか「小説」となる……。

「哲学」「宗教」「小説」の三位一体のかんけいの謎を追究し、著者晩年の代表的シリーズとなった「哲学小説」を初集成（全三巻）。
第�T巻は『カント節』『モナドは窓がない』。
巻末に対談を付す。

（刊行予定）
2025年1月　第�U巻（『なやまない』『ないものの存在』）　＊第�T巻と同時刊行
2025年3月　第�V巻（単行本未収録短篇集）