- バプテスマ
-
- 価格
- 3,850円(本体3,500円+税)
- 発行年月
- 2022年10月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784938832322
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[日販商品データベースより]
実は、日本、いや世界にあるキリスト教会と呼ばれる組織のうちのほとんどは、新約聖書の教会とは言えません。それは、聖書が教えているバプテスマ(訳せば「沈め」「全浸礼」。一般には洗礼と言われる。)を、人間の都合で勝手に変更してしまったからです。
神の言葉・聖書に記されたバプテスマは、要約すれば「信仰者が教会に加わるために、全身を水の中に一旦沈めて水から上がることでイエス・キリストの死と埋葬と復活を信じる信仰を証するという、新約教会の権威により行われる儀式」です。
しかし、神の教えの1つであるバプテスマは人間の手で改変されていきました。そしてそのような改変されたバプテスマを受けた人々により組織された教会は、もはや神様が建てられた神に従う新約教会とは呼べません。聖書の立場から言うなら、それは人間が建てた人間の考えに従う団体です。
バプテスマは単なる儀式ではなく、そこには聖書的に込められた意味・目的があります。
本書では、まず第一章で、聖書に書かれているバプテスマとは何かを、聖書の記述をもとに解説します。上述のとおり、バプテスマは「信仰者に対して」「イエスの死・埋葬・復活の証として」「新約教会の権威によって」「全浸礼を施す」教会加入の儀式です。それぞれの要点を聖書から解説します。
第二章では、幼児洗礼について取り上げます。新約聖書に登場するバプテスマは、すべてイエスを救い主と信じた人、すなわち信仰者が受けています。しかしその後、信仰を持ちえない幼児にバプテスマを受けさせるという幼児洗礼という誤りが起こり、現在ではカトリック教会およびプロテスタント教会の多くで行われています。なぜこのようなことが起こったのか、そしてどのような悪影響が新約教会に及んだのか等について解説します。
第三章では、バプテスマの様式の重要性について説明します。バプテスマは古代ギリシャ語で「沈め。水面下に沈めること。」という意味しかもたない言葉です。しかし、カトリック教会や多くのプロテスタント教会では、バプテスマと称して滴礼(水を数滴ふりかける)や灌水礼(頭に水を灌ぐ)が行われています。このような背景から、バプテスマはなぜ全浸礼でなければならないのか、その重要性について解説します。
第四章は結論です。新約聖書が教える通りのバプテスマ(聖書的バプテスマ)なくしては、新約教会は成立しません。このこと明確に述べています。
本書は、1974年11月に初版が刊行されて以来、多くの神学校で利用されてきましたが、この度第2版を刊行致します。第2版では、初版の内容はそのままに、誤植の訂正、送り仮名の見直し等を行っております。今後、電子書籍でも刊行予定です。