- なぜ倒産 運命の分かれ道
-
- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2025年01月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784065384879
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[BOOKデータベースより]
あの老舗企業が突然の「破綻」。日本経済これが現実。創業70年船井電機「最期の一日」、「森のたまご」イセ食品カリスマ社長の墜落ほか計26社を調査・レポート。
第1章 太陽光発電が一転「儲からない仕事」に 新電力・メガソーラーが続々破綻
[日販商品データベースより]第2章 引き際を見失った創業者 実の息子が更生法申し立て
第3章 日産元子会社を救えなかった外資ファンドの「責任」
第4章 富士通の「らくらくホン」を引き継いだ端末メーカー
第5章 夏休み明け学食休業で大混乱、食堂運営会社の突然死
第6章 都心超一等地に移転したコンサルがはまった落とし穴
100円ショップ最大手チェーンを黎明期から支え、出資も受けていた「近畿用品製造」。大量発注を受け、「絶対に潰れることのない会社」と言われていた。タイに自社工場を構え、タイ、ベトナム、インドネシアなどの工場から商品を仕入れるなど業容を拡大していく。
しかし製造コストがジワジワと上昇、同社の経営基盤を蝕んでいた。表向き好調な決算を装いながら、実際には3種類の決算書をつくる粉飾決算に手を染めていた――。
東工大を卒業、DeNAを経て起業した若手社長は、電力自由化の波に乗り、電力の供給をAIで分析するクラウドシステムをつくったと発表し、多額の出資を集めたが、同社が開発したとしていたシステムにはまともなプログラム言語が使われておらず、その実効性が疑われるものだった――。
その他、会社名義のクレジットカードで旅行やブランド品の購入など多額の支出をし、夜の繁華街で豪遊していた社長。
90歳を超えるまで自分が実質創業した会社の経営権を手放そうとせず、趣味の美術品を買いつづけた社長など、「倒産」の背景には様々な人間ドラマがある。
新型コロナウイルスの感染蔓延に対し、政府は担保なし、金利なしの「ゼロゼロ融資」によって資金を供給し、その間企業の倒産は急減した。しかしそんな「あぶく銭」はいつまでも続かない。
時代の変化に応じてビジネスモデルを変えられなかった企業は、円安、資源高、人件費の高騰などに見舞われ、たちまち資金繰りに窮することになった。そしていままた、会社清算、会社更生法・民事再生法適用など様々な形での倒産が急増している。
60年にわたって「倒産」の現実を取材・分析しつづけてきた日本最高のエキスパート集団が、2021〜2024年の最新の倒産事例をレポートする。