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[BOOKデータベースより]
恩讐を超えて、新たな日韓関係構築のための糸口を探る―植民地下における社会事業とは何だったのか。植民地支配の一環として導入された救護法や救貧事業、施設を「社会事業」と呼べるのだろうか。本書では社会事業施設(主として隣保施設)の設立と社会事業家の活動内容、その本義について様々な文献・資料を読み解き考察した一労作!
序章―社会事業史の視点から植民地統治期を捉えて見ると―
[日販商品データベースより]1章 近代社会における隣保館事業の思想的意義
2章 朝鮮における社会事業の始まり
3章 社会事業法による地域社会の統制
4章 社会事業施設の設立動向
5章 社会事業の財源内容
6章 京城府内の隣保館の性格分析
7章 方面委員と町洞総代の活動内容と役割
8章 民族同化に対する社会事業家、篤志家の本義
筆者は、2023年6月、9年ぶりに韓国を訪れた。東大門区清涼里駅前にそびえ立つ高層アパート前の並木通りは、留学時代によく散歩したものだが、現在の清涼里周辺は急速な都市化の発展に伴う新築ビルの乱立などで周辺はすっかり様変わりし、今や唯一残っているものは、当時の体験と記憶、そして筆者が撮影した写真や記録など、個人的な資料のみになってしまった……。昨今の日韓関係を見てもわかるように、韓国では未だ国民の半数近くが両国の交流を快く思っていない状況にある。しかし、尹政権は未来に向けて斬新な日韓関係の扉をこじ開けて、新たなレールを敷こうとしている。日本もこの絶好の機会を逃すことがないよう民主的な対話を重視しつつ両国の対等な新しい関係を構築するべきである。本著では、社会事業史(社会福祉史)の側面から1920年代の植民地朝鮮における社会事業に焦点を絞り、社会事業の思想的意義や歴史的展開、社会事業施設の設立と地域分布、又は朝鮮総督府が制定した行政法、社会事業法と国籍別に社会事業に尽力した施設団体の性格や日本人、朝鮮人、西欧人の活動内容について考察した。特に、京城府内の「隣保館」の設立と事業内容、施設団体の組織構成や活動内容、その運営資金がどの程度の規模で行われたのか、又は同化に対する社会事業家、篤志家の本義について考察。膨大な文献・資料を読み解き、100年前のソウルの地域社会の具現化を試みた労作。