- 儒学者 兆民
-
「東洋のルソー」再考
叢書パルマコン 08
- 価格
- 4,400円(本体4,000円+税)
- 発行年月
- 2024年12月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784422203003
[BOOKデータベースより]
ルソーの『社会契約論』は、なぜ漢文で訳されたのか?『民約訳解』の再検討から立ち現れる、若き思想家の儒教への回帰とその刷新への強い意志。中江兆民像がガラリと変わる、東洋政治思想史研究。
序章 「東洋のルソー」はルソーなのか?
第1章 「義」と「利」
第2章 「君」と「臣」
第3章 「国会」と「討議」
第4章 「漢文」と「政治」
第5章 「立法者」と「制作者」
終章 「儒学者」から「理学者」へ
補論 中国の『社会契約論』
学者ですら躊躇なく使う中江兆民の代名詞「東洋のルソー」。その由来ともなった『社会契約論』の翻訳『民約訳解』は、なぜ漢文で書かれていたのか。また、その翻訳に込められた兆民の意図とは何だったのか。『民約訳解』を単なる翻訳書ではなく、兆民の思想書として詳細に再検討することで、兆民がルソーを介して、在来思想としての儒教に回帰し、それを刷新しようとした「儒学者」であったことを鮮明にする、画期的な思想史研究。
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