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[BOOKデータベースより]
自らの声で、カントの迷いと葛藤をときほぐす。すると時代を築いた思想の、素顔が見えてくる。『カントの自我論』(2000年刊)から、本書『カントの超越論的自我論』へ。
第1章 「私」は思考する(実体としての「私」の否定;超越論的統覚;純粋統覚)
[日販商品データベースより]第2章 「私」は現存在する(現存在の感じ;「私の」身体;主観の状態)
第3章 「私」は自己を知る(自己触発;内的経験;自己認識)
第4章 超越論的自我論の限界(前批判期における「現存在」の問題;様相としての「現実性」;現実性と物自体)
生涯を賭けた思索の原典に立ち戻り、あらためてカントと対話する。
未知なる思考の世界と、そこにおける人間の位置を示す指標を立てる
ために。
再びこの思考の金字塔に挑んでみよう。自らの声で、カントの迷いと
葛藤をときほぐす。すると時代を築いた思想の、素顔が見えてくる
そこにあるのは、いまを生きる、私たちの足もとを照らす探照灯の誕生
秘話であった。