[BOOKデータベースより]
目利きだけどお酒好きでなまけ者の魚屋、熊さん。ある朝、浜辺で大金の入った財布を拾ってしまいます。これだけあれば遊んで暮らせると有頂天に。早速、仲間を集めて大宴会。ところが、朝になって起きてみると財布がありません。「そんな財布は見たことないよ。おまえさん、夢でも見たんだろう」と、おかみさん。いったい何が起きたのでしょう?
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目利きだけどお酒好きでなまけ者の魚屋、熊さん。ある朝、浜辺で大金の入った財布を拾ってしまいます。これだけあれば遊んで暮らせると有頂天に。早速、仲間を集めて大宴会。ところが、朝になって起きてみると財布がありません。「そんな財布は見たことないよ。おまえさん、夢でも見たんだろう」と、おかみさん。いったい何が起きたのでしょう?
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びっくりしました。
絵本に上、下の2巻本があるなんて。
それが、この『落語絵本 芝浜』なんです。
描いたのは、川端誠さん。
川端さん自身、上巻の「あとがき」に「上下巻に分かれた絵本なんて、聞いたことはありません」と
書いていますから、なんとも珍しい。
さて、落語の「芝浜」。
江戸にある地名、芝浜を舞台にした落語の有名な人情噺です。
ずっと前になりますが、立川談志師匠の「芝浜」は絶品と教えてくれた人がありました。
それくらい、落語好きには有名な噺。
あるところに酒好きの魚屋がいて、それが高じて借金まみれ。
おかみさんの小言も増えて、朝早く、商売に行きなって追いやられる始末。
朝早い芝の浜。(この朝焼けのきれいなこと、絵本の中でも秀逸)
魚屋は海の中で、50両もはいった財布を見つけます。
これで楽ができると、家に帰っておかみさんに事情を話してひと眠りしますが、
起きると、あんた夢でも見たのでは、とおかみに叱られてしまいます。
ここまでが上巻。
下巻では、心を入れかえて商売に励む魚屋の姿が描かれます。
そして、月日が流れ、ある時おかみさん白状します。
あの時の50両は夢なんかではなかったと。
最後のおちは、絵本を読むか、落語で聞くか。
川端さんは下巻の「あとがき」で、
「芝浜」は落語絵本を始めた時から作りたい噺だった書いています。
こうして、それが実現して、
おっと、まさか夢ではあるまいな。(夏の雨さん 70代以上・埼玉県 )
【情報提供・絵本ナビ】