- 女人果
-
- 価格
- 1,265円(本体1,150円+税)
- 発行年月
- 2024年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784394980131
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 夢殿殺人事件
-
価格:770円(本体700円+税)
【2024年11月発売】
- 黒死館殺人事件・完全犯罪
-
価格:924円(本体840円+税)
【2023年01月発売】
- 亜細亜の旗
-
価格:4,950円(本体4,500円+税)
【2021年03月発売】
[BOOKデータベースより]
二百数十名の乗客とともに欧州に向かう汽船・穂高丸に某国のスパイが乗り込んでいるとの報せが無電で届いた。二等運転士の西塔靖吉は洋上でその正体を探る中、社長令嬢・三藤弓子の世話係・吹江伸子が船室で自殺を図っているのを発見する。伸子の手記には、恐ろしい陰謀に翻弄された彼女の半生が綴られていた!女性たちによる恋と復讐の物語の奇怪な顛末とは―?
[日販商品データベースより]ご注意あれ。
ひとたび読み始めたら
もう逃げられません!
吉田篤弘(作家)
『黒死館殺人事件』著者の隠れた傑作!
大陸に渡った女性の辿る数奇な運命!
小栗虫太郎のことを思うと、私はいつもおセンチにならざるをえない。虫太郎が「完全犯罪」をひっさげて、「新青年」に登場したのは、昭和八年の七月号である。その摩訶(まか)不思議の構想と玄妙(げんみょう)晦渋(かいじゅう)な文体は、たちまち多くのファンを魅了し、虫太郎もまたファンの期待にこたえて、つぎつぎと傑作を発表し、ここに小栗虫太郎時代を現出した。虫太郎はいまでも多くのファンを持っているが、ことに虫太郎文学の集大成ともいうべき「黒死館殺人事件」のごときは、日本推理小説ベスト・テンに挙げる人もすくなくない。
横溝正史
(「小栗虫太郎とピンチヒッター」より)
あらすじ
二百数十名の乗客とともに欧州に向かう汽船・穂高丸に某国のスパイが乗り込んでいるとの報せが無電で届いた。二等運転士の西塔靖吉は洋上でその正体を探る中、社長令嬢・三藤弓子の世話係・吹江伸子が船室で自殺を図っているのを発見する。伸子の手記には、恐ろしい陰謀に翻弄された彼女の半生が綴られていた! 女性たちによる恋と復讐の物語の奇怪な顛末とは──? 解説・日下三蔵
装画・横尾忠則 装丁・柳川貴代