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【特集】山口、在りし日の中原中也文学史上に大きな足跡を残した近代詩人・中原中也［１９０７−１９３７］。３０年という短い生涯でしたが、彗星のごとく現れて明治、大正、昭和、３つの時代を駆け抜けました。医者の家系であった中原家の長男として生まれた中也が、少年時代（１６歳まで）を過ごしたのは、山陽路随一の温泉郷として栄えた湯田温泉（山口市）。その後、京都、東京へと移り住み、鎌倉で息を引き取りましたが、晩年には山口に戻りたいとこぼしていました。湯田温泉を中心に山口市内のゆかりのスポットをたどりながら、中也の生き様や作品世界に光をあてます。来年２月公開の映画「ゆきてかへらぬ」（中原中也、小林秀雄、長谷川泰子の青春を描く作品。長谷川泰子がヒロイン）でメガホンをとる根岸吉太郎監督のインタビューも楽しめます。