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[BOOKデータベースより]
認知症の母をお世話した父は、愛に溢れた“ええ男”だった。娘が紡ぐ、笑いと涙に満ちた家族の物語。
第1章 ふたり暮らしの言葉(「これからはわしがおっ母に恩返しする番じゃ」;「誰でもなる病気じゃけん、恥ずかしいことはないわい」;「これからはわしが掃除当番になるわい」;「わしが代わりに覚えとってやる」;「今朝は早う起きた。えらい!」 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 ひとり暮らしの言葉(「これはお母さんのおかげなんよ」;「みんなにかわいがってもらえるような年寄りになる」;「年寄りの社会参加は、社会に甘えることじゃの」;「腹が減るほどさえんことはない」;「やりたいことをやりんさい。それが何より幸せなこと」 ほか)
第3章 哲代さんにもらった言葉―信友良則&石井哲代同級生対談
お父さんの言葉から生きることを学ぶ。死んでゆくことを学ぶ。何よりも大きな愛を学ぶ。お二人は、今も一緒に生きている。――大竹しのぶ(俳優)
認知症の母をお世話した父は、愛に溢れた“ええ男”だった!
日本中に感動を巻き起こしたドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』の監督が紡ぐ、笑いと涙に満ちた家族の物語。同郷・広島の104歳、石井哲代さんとの同級生対談も収録!
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認知症になった母と、母を献身的に介護する高齢の父の暮らしをカメラに収め、異例のヒットを記録したドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』。そして母・文子さんとのお別れを描いた続編『ぼけますから、よろしくお願いします。〜おかえり お母さん〜』の公開から2年半。今年の11月に104歳になる父・良則さんは、広島・呉でひとり暮らしを続けていました。
本書は、東京で暮らしながらも良則さんの様子を見に時々呉で過ごす著者が、良則さんを娘の視点からユーモラスかつ率直な筆致で描いたエッセイ。ひとつの家族の物語に笑ったり泣いたりしながら、老いること、生きること、死ぬこと、愛する人と人生をともにすることについて、考えずにはいられなくなる一冊です。
【著者コメント(「はじめに」より)】
『ぼけますから、よろしくお願いします。』この、ちょっと人を食ったようなタイトルの映画は、ぼけてなおユーモアを失わない母と、鼻歌を歌いながら介護する父の、深い絆で結ばれた愛情物語となりました。父がひたむきに母を支える姿は人々の心を打ち、「お父さんみたいな人と結婚したいわぁ」と言ってくださるうら若き女性まで現れて、父に人生初の「モテ期」が訪れることに。
最初は何かの冗談かしらと思っていた私。あの地味で堅物の父のどこがいいんだろう? でも、ファンの方たちに教わる形で、私もだんだん父の魅力に気づいてきました。そして、折にふれ父が呉弁丸出しでつぶやく言葉の深さや重みが、しだいに心にしみるようになってきたのです。
この本では、そんな珠玉の言葉たちを、三つの章に分けて紹介しています。
第1章は、認知症の母とともに生きた父の「ふたり暮らしの言葉」。第2章は、母に先立たれてなお全力で生きる父の「ひとり暮らしの言葉」。そして第3章では、ゲストとして「人生の先輩」が登場。父を、そして私たちを励ます素敵な言葉をくださいます。
私が撮った父の愛くるしい写真もふんだんに載せました。今や私のスマホは父の写真だらけなのですが、その中から「日本最高齢のアイドルフォトブックを作るぞ」という意気込みで厳選した秘蔵フォトです(笑)。
100歳を超えても、こんなふうに生きられたら幸せかも。父の笑顔と前向きな言葉たちから、「人生100年時代」を生き抜く元気を、どうぞお受け取りください。