源頼朝に挑んだ秋田人 大河兼任

秋田文化出版 地方・小出版流通センター
佐藤晃之輔　

• 価格: 1,485円（本体1,350円＋税）
• 発行年月: 2024年10月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784870226197

内容情報

[BOOKデータベースより]

兼任を知り、兼任に学ぼう。いつ、どこで生まれ、どこに住んでいて、どこの土地を支配していたのか？なぜ、強大な力に立ち向かったのか？語り口調の一問一答形式で誰にでも読みやすい、新しい歴史書。

１話　大河兼任の謎を探る（大河兼任の挙兵；各市町村史から見る大河兼任；各文献からみる大河兼任；伝説に秘められた大河兼任；６項目の考察）
２話　異説・大河兼任（『埋もれた巨人の足跡』；湊氏が述べる「領域」「出自」「秋田大方」「志加渡」）
３話　大河兼任挙兵後の経過と結末
４話　『吾妻鏡』から見る義経と藤原氏の滅亡
５話　大河兼任から学ぼう（地方創生の旗を掲げよう；秋田からのミニ主張）

[日販商品データベースより]

鎌倉幕府が編纂した「吾妻鏡」には源頼朝に対して挙兵した「大河兼任（おおかわかねとう）」についての記述があるが、兼任についての古文書が他にないため、いつ、どこで生まれ、どこに住んでいて、どこの土地を支配していたのか、そしてなぜ強大な力（頼朝）に立ち向かったのか…などは諸説あり、謎の多い武将である。
著者は様々な文献を読み進め考察を展開する。兼任軍水死者は5000人ではなく50人だったのではないか…5000人であれば八郎潟干拓工事の際、縦横細かく走る排水路の掘削で鎧兜が出てくるはず…など史実を考察する面白さを随所で味わえる。
兼任が秋田の県民性にはない気骨のある人物であったとし、秋田県のトップには兼任のような覇気と行動力を学んでほしいと「地方創生」にまで及んで最後の章を締めくくる。語り口調の一問一答形式で読みやすい、新しい歴史の書。