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【2015年11月発売】
[BOOKデータベースより]
文学を愛した少女は、やがて母と同じ映画の道に、そして…。「女性と時代」を描いてきた、20世紀ジョージアの文化・政治史を体現する映画作家のメモワール。己の精神に忠実な生と、そこに寄り添う詩たち―。母ヌツァが流刑先での出来事を綴った短篇小説を併録。
“私は夜、追憶の微かな足音に 耳を澄ます道のよう…”
[日販商品データベースより]バルノヴィ通り二十六番、ボヴィザージュ夫人とエリュアールの詩「自由」
子供の目から見たソ連の奇妙な暮らし
母の短篇「幸福の列車」
伯父ラジデン―子供時代の崇拝と愛
母の短篇「三色スミレ」
なぜか「バブ」(おじいちゃん)と呼ばれていた祖母エヴドキア
母の短篇「二度の変貌」より(一)
運命に結びつけられた二つの家族
母の短篇「二度の変貌」より(二)
恐怖政治への応答としての「ジョージア人の陽気さ」
第二次世界大戦、エドガー・アラン・ポー、『ギオルギ・サアカゼ』、パアタの首
戦時下のピオネール宮殿―ソ連の暮らしにおける一つの逆説
私を監視していた秘密警察員
詩作という伝染病
母の短篇「ペチョラ川のワルツ」
初恋
終戦、私の「恩赦」と特殊売店の白パン
母の短篇「アズヴァ・ヴォムからコチマスまでの徒行」
母〔ほか〕
90歳を超えてなお新作を発表し、ジョージアでもっとも重要な映画監督のひとりであり続けているラナ・ゴゴベリゼ──その彼女が自らの来し方を「思い出されるままに」綴った文学的メモワール。7歳のころ、ジョージア共産党の幹部だった父親が粛清され、母親は流刑に処せられたラナは、ひじょうに不安定な世界で幼少期を過ごした。独裁へと至った共産主義に父が深く関わっていたこと、母を失ったこと、これらはいまもなお彼女に影のようについて離れず、とりわけ後者は、映画作品の中で彼女が幾度となく立ち返るテーマとなっている。
文学を愛した少女はいかにして母と同じ映画の道へと至り、そして、父と同じく人びとの未来を想い、国家の混乱期に政治家となることを選んだのか──波乱に満ちた日々のなかで、彼女はそれでもつねに気高く、己の精神に忠実であろうとし、また、その生にはいつも詩が寄り添ってきた。ヨーロッパとソ連/ロシアの狭間で翻弄されるジョージアの20世紀が、映画作家の個人史を通して、まさに「言葉に示されたこの世の像」(パステルナーク)として立ち現われる。母ヌツァが流刑先での経験を綴った短篇小説を併録。