- 中国の地政学
-
- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2024年09月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784560510667
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[BOOKデータベースより]
一九八〇年代以降、国際関係で影響力を増す中国。本書は、まずその戦略的歴史に立ち戻る。そして陸から海へと地政学の重心を移すなかで日米との対立を分析し、最後にグローバルプレーヤーとなった中国の地経学が、地政学的な行動にどの程度影響を与えたかを描く。グルノーブル地政学フェスティバル地政学大賞受賞作!
第1章 中国の地政学的表象(歴代王朝の遺産;国恥の百年;中華人民共和国の指導者たちの遺産)
[日販商品データベースより]第2章 大陸における国境の安定化(中国の陸続きの国境を巡る地政学;中露関係の変転;朝鮮半島―陸と海のはざま;新しい絹の道?)
第3章 海洋における国境の政策転換(台湾という重石;海洋における国境;日米同盟を軸とする地域の安全保障の構造を巡る戦略的競合関係)
第4章 新しい地平―世界進出の野望と残した足跡(世界で存在感を増す中国の地経学;不干渉主義―見直しを迫られる原則;中国―アフリカにおける大国)
1980年代以降、国際関係の舞台で影響力を増す中国。2050年に世界の大国として、また科学大国としての地位を築くことを目標としている。
本書は、まず戦略的歴史に立ち戻り、朝貢制度による対外政策、帝国主義列強諸国との戦いによる国力の低下、中華人民共和国成立以降の指導者たちの政策などを概説する。
朝貢外交で海に乗り出すこともあったが、基本的には大陸の国境の安定化に腐心していた。海上での地政学が重要になるのは、大陸での国境がほぼ画定してからである。陸から海へと地政学の重心を移す中国は、東アジアで足場を築き、世界の大海において海洋基軸を打ちたてようとしている。グローバルプレーヤーとなった中国の地経学が、地政学的な行動にどんな影響を与えたのか?
グルノーブル地政学フェスティバル最優秀地政学大賞受賞作。