- 雄鶏の家
-
ウクライナのある家族の回想録
- 価格
- 3,960円(本体3,600円+税)
- 発行年月
- 2024年08月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784560091241
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[BOOKデータベースより]
一族の秘められた過去を辿る探求と発見の旅。スターリン体制下の1930年代、大伯父はなぜ失踪したのか?四世代の家族史と、ウクライナの歴史と伝統工芸が織りなす珠玉のメモワール。世界17か国で翻訳刊行された国際的な話題作!
第1部 ウクライナの岸へ
[日販商品データベースより]第2部 桜の園
第3部 刺〓糸
第4部 雄鶏の家
第5部 洞窟と神秘
「私」は、ロシア人の父とウクライナ人の母のもと、ソ連時代のキエフ(現キーウ)で生まれ育った。15歳のとき母とともにアメリカに移住、現在はベルギーのブリュッセルに暮らす。
2014年、ロシアによるクリミア侵攻は「私」と家族を恐怖に陥れた。当初、複雑な思いで見ていたマイダン革命に次第に共感を抱くようになった「私」は、祖国の現在の姿をこの目で見たいと願うようになる。
それと前後して、母から届いた荷物のなかに偶然、曾祖父セルヒイの書いた手記を発見し、「兄ニコジム、自由なウクライナのために戦い、1930年代に失踪」という書き込みを目にする。母や叔母に尋ねても曖昧な答えに終始し、「私」はもどかしさを感じる。大伯父が失踪した理由を知りたくなった「私」は、駆り立てられるようにウクライナへと向かい、ポルタヴァ州の小さな村で暮らす祖母ヴァレンチーナとの生活を始める。
ウクライナの伝統刺繍を施した布地、ルシュニクを収集するロシア出身の女性と出会い、交流を深める章では、度重なる戦争を経てもなお失われないものがあることを思い出させてくれる。世界17か国で翻訳刊行された国際的な話題作。