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モナ森出版 地方・小出版流通センター 宮沢賢治
点
「人はどうして誰かの悪口を言ってしまったりするのでしょう。本当は人は、『あなたがうれしいと私もうれしいし、あなたが悲しいと私も悲しい』、そういうふうに作られているのだと私は思っています」――宮沢賢治が遺した不朽の名作『銀河鉄道の夜』の言葉に導かれ、不器用でとびきり優しい現代の「ジョバンニ」たちへ贈る、いのちの往復書簡。作家・映画監督であり、30年余りにわたって特別支援学校の教員として子どもたちの命に寄り添い続けてきた山元加津子(かっこちゃん)。本書は、理科の教員でもあった著者が、小学生の頃からずっと愛読し、今も「みんなで一緒に読みたい」とページをめくる宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を丁寧に読み解きながら、教員生活の中で出会ったありのままの子どもたちの輝きを綴った、優しく静かな感動を呼ぶ一冊です。物語の中で、貧しさや孤独、周囲からのいじめに耐えながら、病気の母のために一生懸命に活版所で働き、新聞を配るジョバンニ。そして、そのジョバンニを気遣い、最後には自分をなげうって友達を助けたカムパネルラ。著者は、作中の先生が手を挙げられないジョバンニに注ぐ優しいまなざしに「子どもたちのガラスのような心を知っていたかった」と教員時代を振り返り、自らが学校で出会った子どもたちのエピソードを重ねていきます。中学生でありながら「おじいちゃんが死んで寂しいおばあちゃんのために、僕が一緒に寝るよ」と語った甘えん坊のたけちゃん。学校の寄宿舎で過ごしながら、何よりも離れて暮らすお母さんの寂しさを心配していたみいちゃん――。賢治が物語に込めた「本当のさいわい」への問いかけは、かっこちゃんが出会った現代の子どもたちの、言葉にならないほどの優しさと美しくシンクロしていきます。新聞社に勤めていた自身の父親の思い出や、ブータンで出会った少年との「自分を誇りに思って生きること」をめぐる対話、そして生命科学者・村上和雄博士に教わった、誰もが生まれつき持っている「相手の痛みを我がことのように感じる遺伝子(ミラーニューロン)」の救い。インターネットやAIがどんなに発達しても、一文字ずつ手で活字を拾う活版印刷のように、人間の手のぬくもりがあるものは温かい。頑張って何者かになろうとしなくても、ただそこにあるだけで完璧に愛されているのだということ。子どもから大人まで、いまを生きるすべての人に「生きることの意味」と「出会いの奇跡」を優しく問いかける、魂のファンタジー道案内本です。
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[日販商品データベースより]
「人はどうして誰かの悪口を言ってしまったりするのでしょう。本当は人は、『あなたがうれしいと私もうれしいし、あなたが悲しいと私も悲しい』、そういうふうに作られているのだと私は思っています」
――宮沢賢治が遺した不朽の名作『銀河鉄道の夜』の言葉に導かれ、不器用でとびきり優しい現代の「ジョバンニ」たちへ贈る、いのちの往復書簡。
作家・映画監督であり、30年余りにわたって特別支援学校の教員として子どもたちの命に寄り添い続けてきた山元加津子(かっこちゃん)。本書は、理科の教員でもあった著者が、小学生の頃からずっと愛読し、今も「みんなで一緒に読みたい」とページをめくる宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を丁寧に読み解きながら、教員生活の中で出会ったありのままの子どもたちの輝きを綴った、優しく静かな感動を呼ぶ一冊です。
物語の中で、貧しさや孤独、周囲からのいじめに耐えながら、病気の母のために一生懸命に活版所で働き、新聞を配るジョバンニ。
そして、そのジョバンニを気遣い、最後には自分をなげうって友達を助けたカムパネルラ。
著者は、作中の先生が手を挙げられないジョバンニに注ぐ優しいまなざしに「子どもたちのガラスのような心を知っていたかった」と教員時代を振り返り、自らが学校で出会った子どもたちのエピソードを重ねていきます。
中学生でありながら「おじいちゃんが死んで寂しいおばあちゃんのために、僕が一緒に寝るよ」と語った甘えん坊のたけちゃん。学校の寄宿舎で過ごしながら、何よりも離れて暮らすお母さんの寂しさを心配していたみいちゃん――。
賢治が物語に込めた「本当のさいわい」への問いかけは、かっこちゃんが出会った現代の子どもたちの、言葉にならないほどの優しさと美しくシンクロしていきます。
新聞社に勤めていた自身の父親の思い出や、ブータンで出会った少年との「自分を誇りに思って生きること」をめぐる対話、そして生命科学者・村上和雄博士に教わった、誰もが生まれつき持っている「相手の痛みを我がことのように感じる遺伝子(ミラーニューロン)」の救い。
インターネットやAIがどんなに発達しても、一文字ずつ手で活字を拾う活版印刷のように、人間の手のぬくもりがあるものは温かい。頑張って何者かになろうとしなくても、ただそこにあるだけで完璧に愛されているのだということ。
子どもから大人まで、いまを生きるすべての人に「生きることの意味」と「出会いの奇跡」を優しく問いかける、魂のファンタジー道案内本です。