- シュペーア ヒトラーの建築家
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- 価格
- 8,580円(本体7,800円+税)
- 発行年月
- 2024年06月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784560092859
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[BOOKデータベースより]
「ヒトラーよりも危険」な、偽善者の正体とは?独裁者の寵臣として帝国首都建設総監および軍需相を務め、ユダヤ人迫害政策に深く関与し、強制・奴隷労働の組織化も主導した男の、「善良なるナチ」という仮面を剥ぎ取る!口絵写真16頁収録。
第1章 若き建築家
[日販商品データベースより]第2章 ニュルンベルクとベルリン
第3章 ゲルマニア
第4章 一九四二年当時のドイツの軍備
第5章 軍需相
第6章 自由労働、強制労働、奴隷労働
第7章 権力の強化
第8章 権力への挑戦
第9章 奇蹟の兵器
第10章 終焉間近
第11章 敗北
第12章 ニュルンベルク
第13章 シュパンダウ
第14章 善良なるナチ
「善良なるナチ」という仮面を剥ぎ取る!
本書はナチ・ドイツの帝国首都建設総監、軍需相を務めたアルベルト・シュペーア(1905-81)の伝記。生誕から、ナチの大規模建築政策と軍需生産の展開、ニュルンベルク国際軍事裁判と釈放後の活動までを追う。
首都ベルリン改造にあたっては、ユダヤ系市民が立ち退きを命じられ、建設現場や軍需工場でも、強制収容所の囚人、捕虜、外国人労働者らが「奴隷労働者」として虐待、酷使された。シュペーアがこうした「ナチ犯罪」に深く関わっていた事実を丹念に実証する。敗戦が近づく中、ヒトラーが出した「ネロ命令」(ドイツ領内のすべての軍事、交通、通信、工業、給養施設の破壊命令)には、戦後のドイツ再建を見据えて「抵抗」した。
敗戦後、シュペーアは逮捕され、主要戦争犯罪人としてニュルンベルク国際軍事裁判で裁かれた。労働者の虐待やユダヤ人絶滅政策は知らなかったと主張するが、「戦争犯罪」と「人道に対する罪」で有罪になった。
本書は、シュペーアが戦後に見せた「善良なるナチ」像の欺瞞を暴き、現代社会にも蔓延(はびこ)る「シュペーアたち」(倫理と良心に欠ける、支配層のインテリたち)の方が、「独裁者」より危険だと見なし、警鐘を鳴らす。