この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- ホンボシ 木原事件と俺の捜査秘録
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2024年06月発売】
- 「車イスの先生」、奮闘の記録彼はなぜ担任になれないのですか
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2022年06月発売】
- 『宅間守精神鑑定書』を読む/生きづらさを支援する本
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2014年12月発売】
- 差別論 新版
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2018年12月発売】
- 災害対応と近現代史の交錯
-
価格:3,960円(本体3,600円+税)
【2024年04月発売】
[BOOKデータベースより]
あらためて「発達障害と事件」「少年の重大事件」を問う。「かれら」はなぜ支援からこぼれ、法を犯すところまで自らを追い込んでしまったのか。司法はどのように裁いてきたのか。「見えないこと」「ふれたくないこと」にされてきた「かれら」の事件をあらためて検証する。
第1章 新・事件論(1)―「かれら」はどのように裁かれてきたのか(「レッサーパンダ帽男」の罪と罰―二〇〇一年東京・浅草短大生殺害事件;刑罰か療育か、少年の裁判がはらんだジレンマ―二〇〇五年大阪・寝屋川、一七歳の小学校教師殺傷事件;知的障害と刑事裁判、その難しさはどこにあるのか―二〇〇八年千葉・東金幼女殺害事件;ある判決、噴出する批判 アスペルガー症候群と裁判員裁判―二〇一二年大阪・平野区実姉殺害事件から)
[日販商品データベースより]第2章 新・少年事件論―「保護か厳罰か」の対立を超えて(「逆送少年」の刑事裁判について―二〇〇六年「寝屋川、奈良、板橋」、それぞれの判決から;少年たちの「犯罪予防」はどこまで可能か―二〇一四年夏、佐世保で何が起こったのか;佐世保の事件と『絶歌』を読む 少年の「更生」とはなにか―一九九七年神戸児童連続殺傷事件を振り返りながら)
第3章 新・事件論(2)―「さまざまな責任能力論議」という視座(なぜ「責任能力論」だったのか―二〇〇一年大阪教育大学附属池田小学校事件の衝撃;「刑法三九条削除」論の向こうにあるもの―二〇〇四年埼玉・所沢事件;裁判で「責任能力」はどのように争われたのか―二〇一六年相模原・津久井やまゆり園事件)
マスコミはなぜ報道を避けるのか
★障害をもつ人々と事件――「かれら」はなぜ支援からこぼれ、法を犯すところまで自らを追い込んでしまったのか。司法はどのように裁いてきたのか。「見えないこと」「ふれたくないこと」にされてきた「かれら」の事件に20年以上にわたって向き合ってきた著者が、あらためてこれを検証する。著者独自の事件論の集大成。
★「責任能力」はどのように語られ、裁判で争われてきたのか――さまざまな難題や固有の論議のあり方が消され、「責任能力があった/なかった」という択一的な理解に回収され、単純化されてしまう。…一種の思考停止の状態のまま「責任能力」という言葉だけが独り歩きしてきたのではないか。(本文より)