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[BOOKデータベースより]
大学とは生のスタイルであり、だれもが無償で学べる場所への約束である。軋む文明の渦中で、その夢の糸を編みなおす。
1 大学無償化とはなにか(「大学無償化」の現在地;反戦の構想としての無償化 ほか)
[日販商品データベースより]2 中世の大学、近代の大学(「イマジネールな大学」再考;「イマジネールな大学」の三期 ほか)
3 不在の大学とその夢(「不在の大学」の時代が軋む音;小説とは描写である ほか)
4 「自治」から「仮構」へ(大学のドリーム・ポリティクス;歓待の野原 ほか)
5 資料(『大学事典』から;紀要から)
「大学」はいまだ到来していない――
不在ゆえに不滅のその夢を、文明の廃墟のただなかで再賦活する
2023年末、諸悪の根源である国立大学法人法がさらに改悪された。
高学費、貧弱な教育支出、基礎科学(つまりは真理)の軽視、
軍事研究促進などの恥ずべき市場化施策を続けるという意思表示だ。
本書ではこの事態を「国家と経済による大学の完全な包摂」として指弾する。
日常の闘いはつづく。だが「自治」という好餌の罠に囚われてはならない。
問われているのは自由であり、われわれの不服従の記憶と夢見る力の式微である。
中世以降の歴史をたどり、先人の言葉を舐めつつ、「決定的大学そもそも論」が紡がれる。
いま全国の大学に広がる「だめライフ愛好会」や京大吉田寮裁判にあらわな通り、
読書・瞑想・散歩・交流からなる大学的生が渇望されている。
本書はその理論的支柱ともなるだろう。