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[BOOKデータベースより]
人はなぜ人を「排除」するのか?「排除」増大社会で社会福祉が果たす社会的機能とは?「排除」(に脅か)される人びとの「包摂」はどのように可能?―などを解き明かし具体的方策の道しるべとなる探究と指南の書。
第1部 機能分化社会における構造的帰結としての排除(排除と包摂の問題に社会学的システム理論は貢献できるのか;Soziale Arbeit研究から包摂/排除―図式が注目されるのはなぜか;包摂/排除の問題にとって「社会的アドレス」はなぜ重要か;機能分化社会における援助組織の登場)
[日販商品データベースより]第2部 コミュニケーション論的包摂の論理と射程(社会学的システム理論にもとづく介入論と「包摂システム」;地域コミュニティにおける包摂と「非パースン」;現代社会の福祉的課題の把握に向けて)
排除の問題の原因や特徴はどのようなものか、排除の問題が増大するなかで社会福祉が果たすべき社会的機能とは改めてどのようなものである(べき)か、そして排除(に脅か)される人びとの包摂は現代社会ではどのようなかたちで可能なのか。
「排除」には、例えば「貧困」、「ホームレス」、「低所得」や「生活困窮」、「失業」、「過労」、「社会的孤立や孤独」、「薬物・アルコール依存」、「ひきこもり」、「無年金、無保険」、「虐待」、「不適切介護」、「自殺」、「差別」、「受診控え」…がある。そしてこの「排除」問題は今後ますます増大していくであろうなかで、複合的な困窮を含む社会的排除問題への対策として、各国で『社会的包摂政策』が進められている。排除も包摂も多様な実態へと広がり、それに伴って多義的な用いられ方をするからこそ、改めて排除と包摂のそれぞれの意味を、とりわけ人間がさまざまな機能領域のコミュニケーションに参加することで生活を営む現代社会の社会構造と関連づけて、改めて捉え直し追及した書が本書である。本書では排除と包摂の概念の明確化を試みるだけでなく、「包摂」はどのように可能か、その方策も解いていく。筆者の探究の視点も面白く、例えば、重症障害児福祉の草分けであり“この子らを世の光に”の言葉でも著名な糸賀一雄らが見出した「横の発達」の視点からも「排除」と社会福祉の機能としての「再包摂」を解き、追及している点などがある。社会問題の解決の糸口を探す人にぜひお読みいただきたい書。