メディアの「罪と罰」

新たなエコシステムをめざして

岩波書店
松本一弥　

• 価格: 2,860円（本体2,600円＋税）
• 発行年月: 2024年01月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784000249591

内容情報

[BOOKデータベースより]

権力への忖度と偽りの客観報道ばかりが横行しアテンション・エコノミーによる扇動が跋扈するなかで、メディアへの信頼は失われていった。何がこの現状をもたらしたのか。政治権力と巨大プラットフォーマーに取り込まれないメディアはあり得るのか。どん底から這い上がって信頼を取り戻すには何が必要か。上っ面だけのメディア批判を超えた、再生のための提言がここにある。

第１章　「メディアの報道は何かおかしい」と思っているあなたへ
第２章　朝日新聞の最暗部にメスを入れる―「空前絶後」の編集局長、その早すぎる死
第３章　安倍政権下で起きたこと―変容する社会とメディア
第４章　「責任」をめぐる政治家の無責任な言動を追認するメディア
第５章　ＧＡＦＡをめぐる闘い―欧米と日本の落差はなぜ
第６章　「勝ち組」ニューヨーク・タイムズの挑戦
第７章　第三者機関がメディアを「審査・評価」する
第８章　デジタル時代のメディアの説明責任と「取材過程の可視化」
第９章　未来の「メディアエコシステム」を構想する
補論　荒野に叫ぶ預言者、成長主義に依存しない未来像―見田宗介が語るジャーナリズムとは

[日販商品データベースより]

権力への忖度と偽りの客観報道ばかりが横行し、アテンションエコノミーによる扇動が跋扈するなかで、メディアへの信頼は失われていった。何がこの現状をもたらしたのか。政治権力と巨大プラットフォームに取り込まれないメディアはあり得るのか。どん底から這い上がって信頼を取り戻すには何が必要か。厳しく問い直す。