- 性的資本論
-
欲望/剰余享楽/ジェンダー
知の新書 資本論 1 C01
- 価格
- 2,860円(本体2,600円+税)
- 発行年月
- 2024年01月
- 判型
- B40
- ISBN
- 9784924671812
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[BOOKデータベースより]
“資本”は個々の固有の力である。そして、「資本はシニフィアン」である。経済資本だけが資本ではない。現在世界の経済・政治の根源には「性的資本」の作用がある。資本の初源的な作用である「性的資本」を、享楽/剰余享楽から問い返し、賃金や商品を欲望する現在社会の本源的な構造を明証化して労働・性別化・剰余価値を根本から問う。セクシュアリティからのセックスの離床、ジェンダーからのセックスの離床が、欲望の主体化=従体化と経済セックスの産業的ジェンダー体制を構成している。「性的資本」「エロス的資本」の諸相を明らかにして、性経済、性権力、性言説を考え直し、自己性の自分技術の可能条件を探る手がかりを見出し、さまざまな“性的なもの”をめぐる事象を本質から考えるツールが示される。マルクス=ラカンの理論からラディカルなフェミニズム理論の成果を検証。多彩な資本世界の解明がここから初まる。
序として 資本主義/資本/SEXと性的資本
[日販商品データベースより]第1節 性的資本の四カテゴリーと、その先へ―イローズ/カプランの論述から
第2節 エロス的資本と魅力的な人のパワー―ハキムによる考察から
第3節 経済セックスと性的資本の“性”政治経済
第4節 性的差異とジェンダー―doing sex/doing gender
第5節 性的資本における享楽と剰余享楽―ラカンとマルクス
結節にかえて 性的資本と感情資本主義/感情専制主義
性的資本は現在社会の根源を規定している。
自分の魅力は、エロス的資本が表す。
そこには知性や活力の自己性が表現される。
現代産業社会は、性的資本による男女の性別化をなし、賃労働男・家事女・学校生徒の家庭と社会労働の分業を構成して、商品を欲望する消費世界をなしている。セクシュアリティ/ ジェンダー/ セックスの諸概念を<資本>と「享楽」から検証して、自分の自分に対する自分技術のあり方を示す。
「資本を悪だ」と前提にするマルクス主義思考では資本主義は解明されない。「資本」はシニフィアンである。そして個々人の力である。現代の資本世界総体を見直す資本論シリーズの開始。世界線での理論成果を凝集しての新たな理論地平が開かれる!
資本論シリーズ 全18 冊予定
続刊…〓 情緒資本論 〓 知的資本論 〓 文化資本論 (予定)