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無垢と邪悪を超えて
研究社 越朋彦
点
「子ども(らしさ)」とは何か?最新の研究動向をふまえ、現代世界の子ども概念の「揺らぎ」を多角的に読み解く。
序論 本書の目的と概要第1章 子どもの文化的構築に関わる言説の検討―サラ・モス『夜間の目覚め』(2011年)第2章 発達論的子ども観の否定―トビー・リット『デッド・キッド・ソングズ』(2001年)第3章 「ロマン派的子ども像」の解体―イアン・マキューアン『セメント・ガーデン』(1978年)第4章 「排斥」の論理による子どもらしさの構築―ドリス・レッシング『破壊者ベンの誕生』(1988年)第5章 多様化した家族形態の中の子ども―ニック・ホーンビィ『アバウト・ア・ボーイ』(1998年)第6章 公営団地小説における子どもの「エージェンシー」―スティーヴン・ケルマン『ピジョン・イングリッシュ』(2011年)第7章 子どもを殺す子どもたち―ジョナサン・トリゲル『少年A』(2004年)第8章 新自由主義的子ども―マーゴ・リヴジー『ジェマ・ハーディの飛翔』(2012年)結論 「子どもであること」の複数性
現代の子ども概念の「揺らぎ」を多角的に読み解くイギリスでは1970年代以降、家族形態の多様化、福祉削減による貧困の拡大、子どもを巻き込む犯罪事件の増加、新自由主義的教育改革による管理強化などにより、子どもを取り巻く社会は大きく変化した。こうした状況の変化に伴い、チャイルドフッド・ノヴェル(子どもを中心的主題とする小説)の出版点数は増加しているが、その体系的な研究はまだ十分に行われているとは言えない。本書では、それぞれの社会状況の変化に関連したチャイルドフッド・ノヴェルを8篇取り上げ、子どもに関する最新の研究動向を踏まえ、「子ども表象」(子どもの造型)を様々な角度から解き明かす。また、一つの現代的ジャンルとしてのチャイルドフッド・ノヴェルの輪郭を描き出す。<目次>序論 本書の目的と概要第1章 子どもの文化的構築に関わる言説の検討 ――サラ・モス『夜間の目覚め』(2011年)第2章 発達論的子ども観の否定 ――トビー・リット『デッド・キッド・ソングズ』(2001年)第3章 「ロマン派的子ども像」の解体 ――イアン・マキューアン『セメント・ガーデン』(1978年)第4章 「排斥」の論理による子どもらしさの構築 ――ドリス・レッシング『破壊者ベンの誕生』(1988年)第5章 多様化した家族形態の中の子ども ――ニック・ホーンビィ『アバウト・ア・ボーイ』(1998年)第6章 公営団地小説における子どもの「エージェンシー」 ――スティーヴン・ケルマン『ピジョン・イングリッシュ』(2011年)第7章 子どもを殺す子どもたち ――ジョナサン・トリゲル『少年A』(2004年)第8章 新自由主義的子ども ――マーゴ・リヴジー『ジェマ・ハーディの飛翔』(2012年)結論 「子どもであること」の複数性あとがき初出一覧引用文献一覧索 引
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[BOOKデータベースより]
「子ども(らしさ)」とは何か?最新の研究動向をふまえ、現代世界の子ども概念の「揺らぎ」を多角的に読み解く。
序論 本書の目的と概要
[日販商品データベースより]第1章 子どもの文化的構築に関わる言説の検討―サラ・モス『夜間の目覚め』(2011年)
第2章 発達論的子ども観の否定―トビー・リット『デッド・キッド・ソングズ』(2001年)
第3章 「ロマン派的子ども像」の解体―イアン・マキューアン『セメント・ガーデン』(1978年)
第4章 「排斥」の論理による子どもらしさの構築―ドリス・レッシング『破壊者ベンの誕生』(1988年)
第5章 多様化した家族形態の中の子ども―ニック・ホーンビィ『アバウト・ア・ボーイ』(1998年)
第6章 公営団地小説における子どもの「エージェンシー」―スティーヴン・ケルマン『ピジョン・イングリッシュ』(2011年)
第7章 子どもを殺す子どもたち―ジョナサン・トリゲル『少年A』(2004年)
第8章 新自由主義的子ども―マーゴ・リヴジー『ジェマ・ハーディの飛翔』(2012年)
結論 「子どもであること」の複数性
現代の子ども概念の「揺らぎ」を多角的に読み解く
イギリスでは1970年代以降、家族形態の多様化、福祉削減による貧困の拡大、子どもを巻き込む犯罪事件の増加、新自由主義的教育改革による管理強化などにより、子どもを取り巻く社会は大きく変化した。こうした状況の変化に伴い、チャイルドフッド・ノヴェル(子どもを中心的主題とする小説)の出版点数は増加しているが、その体系的な研究はまだ十分に行われているとは言えない。本書では、それぞれの社会状況の変化に関連したチャイルドフッド・ノヴェルを8篇取り上げ、子どもに関する最新の研究動向を踏まえ、「子ども表象」(子どもの造型)を様々な角度から解き明かす。また、一つの現代的ジャンルとしてのチャイルドフッド・ノヴェルの輪郭を描き出す。
<目次>
序論 本書の目的と概要
第1章 子どもの文化的構築に関わる言説の検討
――サラ・モス『夜間の目覚め』(2011年)
第2章 発達論的子ども観の否定
――トビー・リット『デッド・キッド・ソングズ』(2001年)
第3章 「ロマン派的子ども像」の解体
――イアン・マキューアン『セメント・ガーデン』(1978年)
第4章 「排斥」の論理による子どもらしさの構築
――ドリス・レッシング『破壊者ベンの誕生』(1988年)
第5章 多様化した家族形態の中の子ども
――ニック・ホーンビィ『アバウト・ア・ボーイ』(1998年)
第6章 公営団地小説における子どもの「エージェンシー」
――スティーヴン・ケルマン『ピジョン・イングリッシュ』(2011年)
第7章 子どもを殺す子どもたち
――ジョナサン・トリゲル『少年A』(2004年)
第8章 新自由主義的子ども
――マーゴ・リヴジー『ジェマ・ハーディの飛翔』(2012年)
結論 「子どもであること」の複数性
あとがき
初出一覧
引用文献一覧
索 引