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[BOOKデータベースより]
平安の女性たちの苦悩や葛藤、それにどう向き合って生きたのかを紫式部の目線で描き、多様な愛の形から「本当の幸せ」を模索した平安時代の超大作。書き写し、音読して味わう本。ボールペン1本で気軽に始められます。「声に出して読む」→「書き写す」→「意味を知る」の順で、初心者でも取り組みやすい構成です。「源氏物語」のあらすじから、暮らし、文化など時代背景まで解説。
帚木の 心をしらで その原の 道にあやなく まどひぬるかな(「帚木」より)
空〓の 身をかへてける 木のもとに なほ人がらの なつかしきかな(「空〓」より)
心あてに それかとぞ見る 白露の 光そへたる 夕顔の花(「夕顔」より)
手に摘みて いつしかも見む 紫の ねにかよひける 野辺の若草(「若紫」より)
なつかしき 色ともなしに 何にこの すゑつむ花を 袖にふれけむ(「末摘花」より)
はかなしや 人のかざせる あふひゆゑ 神のゆるしの 今日を待ちける(「葵」より)
橘の 香をなつかしみ ほととぎす 花散る里を たづねてぞとふ(「花散里」より)
身をかへて ひとりかへれる 山里に 聞きしに似たる 松風ぞ吹く(「松風」より)
入日さす 峰にたなびく 薄雲は もの思ふ袖に 色やまがへる(「薄雲」より)
見しをりの つゆわすられぬ 朝顔の 花のさかりは 過ぎやしぬらん(「朝顔」より)
日かげにも しるかりけめや をとめごが 天の羽袖に かけし心は(「少女」より)
年月を まつにひかれて 経る人に けふ鴬の 初音きかせよ(「初音」より)
声はせで 身をのみこがす 蛍こそ いふよりまさる 思ひなるらめ(「蛍」より)
うちきらし 朝ぐもりせし みゆきには さやかに空の 光やは見し(「行幸」より)
おなじ野の 露にやつるる 藤袴 あはれはかけよ かごとばかりも(「藤袴」より)
今はとて 宿離れぬとも 馴れきつる 真木の柱は われを忘るな(「真木柱」より)
小松原 末のよはひに 引かれてや 野辺の若菜も 年をつむべき(「若菜上」より)
横笛の 調べはことに かはらぬを むなしくなりし 音こそつきせぬ(「横笛」より)
おほかたの 秋をばうしと 知りにしを ふり棄てがたき 鈴虫の声(「鈴虫」より)
山里の あはれをそふる 夕霧に たち出でん空も なき心地して(「夕霧」より)〔ほか〕