この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 石川九楊の書道入門 新装版
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2025年10月発売】
- 書を学ぶあなたへ
-
価格:2,750円(本体2,500円+税)
【2025年10月発売】
- 書とはどういう芸術か 増補版
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2025年03月発売】





























[BOOKデータベースより]
川端、三好、久保田、三島、中上、太宰、岡本、松本、谷川、谷崎、中里達11名の近現代の文士達の筆跡の、尋常ならざる謎のような筆蝕(書きぶり)の諸相が、「悪」という一語に表記している。書は文学である―思いもかけない命題に肉迫する石川九楊、最新の書字(筆蝕)論。
第1章 妖婉、鬱滞の世界―川端康成『雪国』
第2章 「〓(しんにょう)(〓)(ちゃく)」の世界―三好達治『測量船』
第3章 あっけらかんの小粒世界―久保田万太郎句集『草の丈』『流萬抄』『流萬抄以後』
第4章 虚構の現実化と現実の虚構化―三島由紀夫『憂国』
第5章 神話・子宮の森の物語―中上健次『枯木灘』
第6章 「啄」から広がる世界―太宰治『人間失格』
第7章 終ることなき蠕動運動―岡本かの子『生々流転』
第8章 妖にして怪―松本清張『ゼロの焦点』
第9章 世界・愛・人間―谷川雁『わが沙漠』
第10章 両性具有の―谷崎潤一郎『春琴抄』
第11章 死中の生、虚無の中の真実―中里介山『大菩薩峠』
附章 書は文学である