- 気候危機とドイツ国際私法
-
- 価格
- 7,040円(本体6,400円+税)
- 発行年月
- 2023年12月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784805708323
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[BOOKデータベースより]
第1章 問題の所在と論述構成(全地球的課題としての気候危機)
[日販商品データベースより]第2章 ワラス事件の裁判とその評価(ドイツ裁判所のワラス事件第一審判決;ワラス事件第一審判決に対する評価;結びに代えて)
第3章 レーマン/アイヒェルの理解とその評価(紹介と検討;レーマン/アイヒェル学説の評価)
第4章 ツァイトラーの理解とその評価(紹介と検討;「第1節 気候変動責任と国際私法」について;「第2章 ローマII規則による環境変化責任準拠法・気候変動責任準拠法」について;ツァイトラー学説の評価)
第5章 気候危機と自然の権利(ブルマディーニョ事件;自然の権利;結語)
二酸化炭素、メタン等の人為的排出増で温室効果ガス濃度が、また地表・海水の温度や海面水位が上昇した。氷塊の融解もあって、土壌の乾燥、森林火災、線状降水帯、水害等、異常気象が頻発している。地球温暖化は、動植物の生態だけでなく、農作物の収穫等を含むわれわれの日常生活に深刻な影響を及ぼしている。政治も経済も気候変動対策の必要性を訴えるが、気候危機への歯止めはかからない。既存の立証原則と結び付いた不法行為制度も環境破壊の歯止めとなっていない。自然の権利を構想するなど、主権国家ごとの改善策もみられるが、世界の司法と法律学には、気候危機の克服に向けて、国家法の壁を超えた打開策の提示が求められている。