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[BOOKデータベースより]
ほかの誰にも歌えなかった。ほかの誰にも生み出せなかった。それは、もはや“中森明菜”という名の音楽ジャンルだった。広さと深さ、そして悲しいまでの美しさ―その音楽家としての真価にただ耳を澄ませる。
第1期 出現 1982‐1983(スローモーション―「ニューミュージック」なデビュー曲にまつわる人間模様;少女A―派手派手しいギターで「80年代の山口百恵」を目指した代表曲の是非 ほか)
[日販商品データベースより]第2期 飛翔 1984‐1986(北ウイング―18歳の少女が自らたぐり寄せた第二期への飛翔は成田空港から;サザン・ウインド―挑戦心・野心がふんだんに詰め込まれた1曲を歌いこなす余裕 ほか)
第3期 爛熟 1986‐1987(ジプシー・クイーン―「アーバン歌謡」の進化によって第三期へののろしとなった1曲;Fin―アルバム『不思議』を経た「アーバン歌謡」への回帰と大衆化 ほか)
第4期 到達 1988‐1989(AL‐MAUJ―耳にすーっと入ってくる音楽性は拡散から収束への転換点か?;TATTOO―「サイバーパンク・ジャズ」と「ネタ消費」と時代との狭間で;I MISSED“THE SHOCK”「昭和の中森明菜」をガラガラポンして総決算した1曲;LIARピークは続く。そして『SOLITUDE』からの長い旅が完結)
第5期 総括 1990‐1991(Dear Friend―「シン・中森明菜」への変化に対するジレンマを生む特別な「大ヒット」;水に挿した花―危うく、儚く、美しい純粋音楽による80年代中森明菜の総括;二人静―「天河伝説殺人事件」より忘れて…「別の物語」と「元の物語」の間に生まれた1枚)
終章 「中森明菜の音楽」とは何だったのか
稀代の歌姫・中森明菜の楽曲に徹底フォーカスした、かつてない音楽クロニクル!
人気音楽評論家・スージー鈴木が、満を持して渾身のペンを走らせる
80年代日本の音楽界に偉大なる金字塔を打ち立て、かつ象徴的存在として君臨した中森明菜。アイドルという立ち位置からスタートし、破格の商業的成功を成し遂げた。単なる歌謡曲でもニューミュージックでもロックでもない独創的な音楽を創り出し、歌い演じ、プロデュースし続けた、稀代の歌姫の音楽の軌跡を辿る
彼女が残してきた歌と音に耳を澄ませ、「中森明菜の音楽」を真正面から捉える。 時代的な表層現象からのバイアスによって、これまでややぼやけて映ってきた、それらの真の価値にフォーカスし、くっきりと解像度を上げていく。 中森明菜の作品すべてに共通する広さと深さ、そして悲しいまでの美しさ
つまり、音楽家としての中森明菜の真価を、改めてあぶり出すための書である。