- BIOSTORY vol.40
-
人と自然の新しい物語
SEIBUNDO MOOK
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2023年11月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784416623398
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[日販商品データベースより]
特集 生き物文化誌学会20年 2 生き物文化誌の新たな視点
コロナ禍やウクライナ戦争、また物価高騰や生成AIの登場など、予測のつかない時代にあって、いま「新たな視点」が求められている。研究者にかぎらず多様な、そして多方面の人々が集う本学会においては、そうした異質な人々の出会いやコーディネイションから新たな「智」が創出される可能性が高い。20年の節目にあたり、そのための新たな展開の方法を議論する。
特集 省察 日の本の鶏
数千年前から様々な地域で人類の暮らしと結びついて多彩な文化を築いてきた鶏に注目。分子生物学的視点から見た日本鶏の起源、考古学的資料をもとに検討する弥生期から江戸期までの飼育の変遷、各時代の骨の形態学的特徴などに見る日本人のニワトリ利用の実態、また明治期の外国の鶏の流行とそれに伴う日本鶏の衰退や、現代の日本鶏育種家の育種観とその社会背景などを通して、人と鶏の関係を描く。
■目次
特集 生き物文化誌学会20年 2 生き物文化誌の新たな視点
序論−−生き物文化誌のこれから 池谷和信
生き物をめぐる「学」と「誌」の拮抗 荒俣 宏
植物文化誌の視点 湯浅浩史
文化史を通してみる生き物文化誌 安田容子
人が織り成す命への思い−−食と拝の狭間 遠藤秀紀
市中に散在するウミガメの剥製について 亀崎直樹
アマゾニア先住民からみたバナナとキャッサバ 大橋麻里子
生き物文化誌への眼差し−−未来へ向けて 緒方喜雄
総合討論 生き物文化誌学の新たな視点と学会の未来
特集 省察 日の本の鶏
日本鶏を顧みて 工藤光平
DNA解析に基づく「日本鶏の歴史」再考 米澤隆弘
考古学資料からみた日本のニワトリ 江田真毅
庭の鶏から小屋に囲われたニワトリへ
−−明治20年代洋鶏ブーム≠ェもたらした人間:鶏の関係性の変化 矢野晋吾
現代の日本鶏育種家 育種観とその形成背景 工藤光平
<レギュラー記事>
珍品図鑑 ウミギクガイの首飾り 門馬一平
フィールドレポート海外 冷凍庫と胃袋の使い分け
−−モンゴル国アルハンガイ県の事例から 堀田あゆみ
自然を読む 日本犬とニホンオオカミの関係をゲノムから知る 寺井洋平
自然を読む ナマズが発する人語に込められた意図−−徳善淵の大鯰の場合 萩生田憲昭
自然を読む 作家が生き物を小説に登場させるとき 遠藤秀紀
生き物のいま 外来種と地域漁業:中部アフリカのナイルアロワナの事例 大石高典
生き物のいま 珍獣から保全対象へ−−日本の飼育文化に見るアジアゾウと人との関係 築地夏海
おすすめの本 目に見えない多様性を見る 山崎剛史
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