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[BOOKデータベースより]
韻でつながる日本語ラップと言語学。
第1部 日本語ラップと言語学者(言語学って何ですか?;朝礼:先生の長い思い出ばなし;エピソード0:言語学者、日本語ラップの韻を分析する(’06))
[日販商品データベースより]第2部 言語学的ラップの世界(講義1:レジェンドラッパーたちを大学の授業に招く;講義2:ヒップホップの誕生とその歴史;講義3:制約は創造の母である;講義4:日本語ラップは言語芸術である)
第3部 日本語ラップの現在地―インタビュー聞き手:川原繁人・しあ(TKda黒ぶち「ネガティブこそ武器になるラップの世界」;晋平太「子どもからお年寄りまで、誰もが楽しめる日本語ラップ」;Mummy‐D「歴史を紐解いて考えるMummy‐Dが見てきた日本語ラップの本質」)
日本語ラップをこよなく愛する言語学者が、韻に込められた「ことば遊び」を分析する言語学エッセイ。Mummy-D、晋平太、TKda黒ぶちへのインタビューも収載。
本文より:
学生時代の私は、ただ日本語ラップが好きだった。好きなラップを聴いているうちに、いつしか自分で韻の仕組みを分析するようになっていった。その頃は、何か見返りを求めていたわけではなく、ただただ好奇心に導かれて研究していた。しかし、そんな研究は少しずつ有名になっていき、いつの間にか自らの分析をプロのラッパーたちに披露する機会にも恵まれ、メディアに出演する機会も多く頂くようになった。
近年では、日本語ラップを大学教育に取り入れる意義を強く感じるようになり、数多くのラッパーを授業にお招きして、様々なことを言語学者として――そして大学に身を置く教育者として――考え続けている。日本語ラップから我々が学べることは、多岐にわたる。日本語の構造を見つめ直すこともできれば、アメリカの社会状況を理解することもできる。さらに、コロナ禍のようなストレスが溜まる状況で前向きになれる力ももらえる。本書では、これらの「ラップを学問する効用」について具体的に伝えていきたいと思う。
――第1章「日本語ラップと言語学者」より