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[BOOKデータベースより]
第1部 生態観察から進化観の構築へ(自然のありようを考えて五〇年;サルから何を学ぶか;社会行動の初期個体発生;行動の社会化と共同性の発達;人間らしい教育の前提としての生物的な発達・学習)
[日販商品データベースより]第2部 共生概念の再検討(多様な共生事態;人間社会の諸問題;ホエザルの集団構成と社会構造;霊長類の社会構造における多様性)
第3部 人を考える総合的な視座(ヒトの中のサルとサルの中のヒト;人間らしさの生態的基礎;共生社会理念の自然科学的枠組み;共生社会はどこを目指すのか)
──クモザルの社会的なコミュニケーションの中では、積極的なかかわりとしてのあいさつは重要に感じられる。それでもサルたちは「さよなら」を言って別れていかない。
──ホエザルの群れのありようは、ホエザルそれ自身の個体間や群れ間の関係によって、多様な共生のあり方を垣間見せてくれる。
五十数年にわたって、サルを観察しつつ人間を考え、人間の文化的存在に思いを致しつつサルの世界に戻って生物としての歴史的過程を辿る、という射程の長い思考を原点として生物的自然を考え、さらに人間との関係を思い描いてきた著者が、人間の活動が地球史の中で多大で決定的な影響を持つ「人新世」に、改めて「共生」社会のあり方を問う。