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[BOOKデータベースより]
約束の旅―ヴォルガを船で
[日販商品データベースより]白樺の木立―ゴリツィ
濃霧
水の精霊
杳い大地―ヤロスラーヴリ
廃屋―プリョス
銀河を漕いでいけますよう―ニジニノブゴロド
夜明けのチャイ―カザン
アラビア語で祈りを―カザン
真夜中の晩餐―ウリヤノフスク
青い眇―サマーラ
小舟で―カタリーナと
カザフの老人と子ども―サラトフ
愛称はリーザ―スターリングラード
水甕から零してしまおうか―ぞっくり
詩とバラライカの夕べ―ヴォルガからドン川へ
列車の窓から
ヴォルガを下る船
停泊する夜半
カーテンからのぞくと
たちこめる霧
(「濃霧」)
「前略。悲しくて美しいヴォルガの舟歌になりましたね。今は亡き人を訪ねる旅、再び面影の自然と、声のことばで語らい、夫々慎ましい抒情詩がいつしか叙事詩になったような。アフマートワやパステルナークの、あの愛しい呼びかけが聞こえてくるようです」(工藤正廣)。いつかヴォルガへ。17年の時をへて、アフマートワの詩に導かれ、タシケントでの約束を果たす黙契の旅。装幀=山元伸子