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- 仏教の歴史 いかにして世界宗教となったか
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- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2023年11月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784065335345
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[BOOKデータベースより]
仏教が、キリスト教やイスラム教ともっとも異なるのは、聖典の他言語への翻訳を積極的に推進したことだった。インドに生まれ、中国・朝鮮から日本へ、チベットからモンゴルへ、東南アジアやヨーロッパでは全く別の姿を見せながら、各地の言語と文化を大きく変容させてきた“世界宗教”。その多様な全体像と歴史を、大きな視野から描き出す。日本研究国際賞を受賞した著者のロングセラー、チベット歴史文献学の第一人者による待望の邦訳。
第1章 諸宗教の中での仏教
[日販商品データベースより]第2章 ブッダ 仏―第一の宝
第3章 ダルマ 法―第二の宝
第4章 サンガ 僧―第三の宝
第5章 三つの叢書 三蔵
第6章 大乗と真言乗
第7章 中央アジアと中国への伝播
第8章 チベットからモンゴルへの伝播
第9章 東南アジアへの伝播、そしてインドへの回帰
第10章 朝鮮から日本への伝播
第11章 仏教と言語
第12章 仏教の欧米への伝播
第13章 仏教研究批判
"インドで誕生した仏教は、いかにして世界に広まったか。その鍵は、ユダヤ教やキリスト教、イスラム教など他の一神教とは異なり、仏教は現地の言語に翻訳されることを積極的に認めたことにある。本書の著者、ジャン・ノエル・ロベール氏によれば、仏教が中国に伝播するのは、同じインド・ヨーロッパ語族のユーラシア西部に伝わるよりもずっと困難だったはずだという。
チベット、モンゴルから中国、朝鮮、さらに日本へ、また、東南アジアやヨーロッパでは全く別の姿を見せながらも「仏教」としてひとつのまとまりを見せる「世界宗教」の変遷と広がりを、フランス屈指の東洋学者が平易に解説する。
なお著者は、日本語、中国語はもちろん、チベット語、サンスクリット語、ラテン語、ギリシャ語など多くの言語に通じ、日本仏教の研究などにより、2021年、第3回日本研究国際賞を受賞している。
チベット文献学の第一人者で、著者と旧知の今枝由郎氏が翻訳し、充実した訳注と解説を付した。巻末には関連年表、索引も完備。著者による「日本語版のための序文」も掲載。
原著=Petite histoire du bouddhisme: Religion, cultures et identites,.Edition J’AI LU, Paris, 2008
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