- 非在の星
-
歌集
- 価格
- 3,300円(本体3,000円+税)
- 発行年月
- 2023年10月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784910738000
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【2023年10月発売】
[BOOKデータベースより]
初秋のひかり
[日販商品データベースより]黒きうねり
練切
一越ちりめん
ナガミヒナゲシ
つゆのあとさき
無花果
窓は秋いろ
日の箭
過客にすぎねど
梅咲く郷へ
たびら雪
切羽つまらず
蘇民将来
降りぐせ
魯迅故居
一夏九旬
十津川の夏
月下のひのき
ひやおろし〔ほか〕
冬の夜にまたたく星よ光年の昔に死にて非在の星よ
非在の星は、死してなおその輝きをとどめ、人々を見守っている。混沌とする世界にあって、人はどうしようもなく無力である。しかし、たとえ広大な宇宙の片隅で生きているちっぽけな存在であったとしても、残したい言葉がある。伝えたい言葉がある。いま歌わねばならないという強い思いがある。(本書「帯文」より)
【5首選】
夜の川満々としてさかのぼる黒きうねりを権力と呼ぶ
白雲を浮かべたるまま青空は暮れて紺青やがて深藍
ウクライナ侵攻のあさ香りよきロシアンティーを飲みしか彼は
「いいね!」なんて言ってるうちに足元がずぶずぶ沈む春泥の候
あかあかと日の照るさびしさわたくしに誰も救えぬ手が二本ある
装幀:倉本修