- 日本精神史 近代篇 下
-
- 価格
- 3,410円(本体3,100円+税)
- 発行年月
- 2023年10月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784065333327
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 日本精神史 上
-
価格:1,947円(本体1,770円+税)
【2023年10月発売】
- 日本精神史 上
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2015年09月発売】
- からごころ
-
価格:814円(本体740円+税)
【2014年06月発売】
- 「西田哲学」演習
-
価格:2,970円(本体2,700円+税)
【2020年03月発売】
- 五山版中国禅籍叢刊 第12巻
-
価格:30,800円(本体28,000円+税)
【2018年03月発売】
[BOOKデータベースより]
近代国家日本は、幾多の戦争を、そして挫折と繁栄を経験する。大きくうねる時代に呼応する思想、文学、美術、文化に現れる「精神」を描ききった傑作!下巻は、軍国ファシズム下における表現から、それに対する抵抗、そして戦後の混乱と貧困にいたる精神のありようを経て、大衆文化や高度経済成長下の運動や表現、そして大江健三郎、唐十郎、つげ義春、高畑勲、宮崎駿まで。
第11章 軍国ファシズム下における表現の可能性
[日販商品データベースより]第12章 中野重治―持続する抵抗と思索
第13章 敗戦後の精神―貧困と混乱のなかで
第14章 戦後の大衆文化
第15章 高度経済成長下の反戦・平和の運動と表現
第16章 時代に抗する種々の表現
縄文時代の巨大建造物から江戸末期の『東海道四谷怪談』まで、日本の美術・思想・文学の精神のありさまを、長大かつ深遠な歴史として一望のもとにとらえた傑作『日本精神史(上・下)』は、その年(2015年)の人文界の最大の収穫として話題をさらいました。
本書は、読者諸氏が待ち焦がれたこの本の続篇です。
題して、『日本精神史 近代篇』!
この本が扱う時代は、その名のとおり江戸の終わりから20世紀の終わりにいたるまで。
日本の歴史上、最大のインパクトのひとつである幕末の大転換期から、21世紀のいまを生き、わたしたちの生活に多様な彩りをあたえ、生きる源となるゆたかな精神のその発露までを追っていきます。
日本近代の美術・思想・文学の三領域にわたる文物や文献を手がかりに、そこに陰に陽に示された精神のありようを、ときに冷静に、ときに客観的に言葉にした、前作『日本精神史』と双璧をなす大作です。
著者は、前著同様、本書についても難解であることを決していさぎよしとしません。
読みやすさに細心の注意をはらい、あくまでも流麗に、そして明解に描ききります。
幕末から20世紀の終わりにいたるまでの150年にわたる時代の精神とはいったいどのようなものなのか? 近代における壮大かつ激しい精神の大河を、ここにご覧ください。
下巻は、軍国ファシズム下における表現から、それに対する抵抗、そして戦後の混乱と貧困にいたる精神のありようを経て、大衆文化や高度経済成長下の運動や表現に焦点をあてます。
終章は、大江健三郎、唐十郎、そしてつげ義春や高畑勲や宮崎駿などにも目を向け、時代に抗うさまざまな表現に光をあてます。
【目次】
第十一章 軍国ファシズム下における表現の可能性
1谷崎潤一郎/2松本竣介
第十二章 中野重治――持続する抵抗と思索
1戦前の作品/2戦時下の作品/3戦後の作品
第十三章 敗戦後の精神――貧困と混乱のなかで
1戦後の詩/2戦後の小説/3戦後の美術
第十四章 戦後の大衆文化
1日本映画の隆盛/2生活文化の向上をめざして/3子どもを愛し、子どもに学ぶ
第十五章 高度経済成長下の反戦・平和の運動と表現
1原水爆禁止運動、米軍基地反対闘争、反安保闘争/2戦争の文学(一)/3戦争の文学(二)/4戦争の絵画(一)/5戦争の絵画(二)
第十六章 時代に抗する種々の表現
1堀田善衛と日高六郎/2大江健三郎と石牟礼道子と中上健次/3木下順二と唐十郎と別役実/4つげ義春と高畑勲と宮崎駿
主要参考文献
おわりに