- ロシア・東欧の抵抗精神
-
抑圧・弾圧の中での言葉と文化
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2023年09月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784865200652
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[BOOKデータベースより]
ロシア、ベラルーシ、ウクライナ、ポーランド、チェコ。ロシアのウクライナ侵攻が続くいま、ロシア・東欧の人々の抵抗の軌跡を辿る。
序 国歌は何を示唆するか?(石川達夫)
[日販商品データベースより]ロシア 第1章 ロシア国民文学と帝国的一体性の神話―近代ロシアにおける文学的抵抗とその逆説(貝澤哉)
第2章 荒野に自由の種を蒔く―「ソヴィエト的人民」と作家たち(前田和泉)
ベラルーシ 第3章 銃殺された文学―一九二〇年代の若手文学グループ「マラドニャーク」と現代作家サーシャ・フィリペンコをつなぐ歴史(奈倉有里)
ウクライナ 第4章 銃殺された文芸復興―一九三〇年代の文学グループ弾圧と、現代にいたる言語と民族の問題(奈倉有里)
ポーランド 第5章 ポーランド人であること、になること、にさせられること―ニーチェからゴンブローヴィチへ(西成彦)
チェコ 第6章 チェコ抵抗精神の系譜―ヴァーツラフとヤン(石川達夫)
長い歴史のなかで権力に対峙し、いまもそれを続けている人々や思想をロシア、ベラルーシ、ウクライナ、ポーランド、チェコのなかに見ていく。ロシア・東欧の人々は圧倒的な力・権力に対して言葉による抵抗を続け、それに対する苛酷な弾圧も受けてきた。しかしその抵抗の言葉を完全に絶やしてしまうことなく、無力にも思える言葉を発し続け、それが広まり集積していくことによって、何かを変えるための精神的素地が作られていった。ロシアのウクライナ侵攻が続くいま、ロシア・東欧の人々の抵抗の軌跡を辿る。