- 寺山修司 彼と私の物語
-
九條今日子の告白
- 価格
- 2,090円(本体1,900円+税)
- 発行年月
- 2023年08月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784863855847
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[BOOKデータベースより]
誰かと話したくなる時がある。ふっと自分の心のうちを吐露したくなる日。九條さんにもそんな逢魔時があって、相手に選ばれたのが青目海だった。
再会
[日販商品データベースより]早く帰っておいでよ
運命の扉
少女の夢
出会ってしまった二人
少年の夢
サロンからの天井桟敷設立
青春の探しもの
仲間たち
お代官さまと天ぷら蕎麦
崩壊の予感
東京もん
世界へ飛び立つ
お絶対さまの秘密
思い出探し
メリーゴーランド
優しい男
芝居は誰のもの
新しい世界
風月堂の仲間たち
会わなかった理由、三島由紀夫
冬の雷
雑煮
雪降る交差点
寺山修司没後40年
「青目……寺山のこと、好きだった?」
恋人、元妻、師、同志として、生涯を寺山修司のパートナーであり続けた九條今日子が、晩年に再会した著者にだけ開いて見せた思い出の小箱。誰にも見せることのなかった寺山の素顔に胸打たれる。
元天井桟敷の著者が綴る今は亡き九條今日子と寺山修司の物語。
誰かと話したくなる時がある。ふっと自分の心のうちを吐露したくなる日。九條さんにもそんな逢魔時があって、相手に選ばれたのが青目海だった。
本書で語られる九條さんの心うちは、生々しい。私には知り得なかったことばかりだ。会ったこともない女性像が立ち上がって驚いてしまう。それは青目海にとっても同じ体験だったのかも知れない。だからこそ書き残したかったに違いない。急に、九條さんに逢いたくなった。
〓〓萩原朔美(前橋文学館館長)