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修復家と人類学者が探る修復の迷宮
古小烏舎 トランスビュー 八木書店 古谷嘉章 石原道知 堀江武史
点
土の中から破片が発掘され、修復され、展示されるまでには、いくつもの厄介な問題が存在する。欠損の意味、修復の介入度合い、修復箇所の判別、復元してわかること見えなくなるもの、現代人の発想の危うさ…。考古遺物、考古学に潜む迷宮を、縄文土器の修復という営みから、また世界の事例から、人類学者と修復家が探究する。
序章 修復の世界への招待(発掘現場の出土品から展覧会の展示品へ;出土したときの国宝土偶;出土品への修復という介入;考古遺物の修復と美術品の修復;修復における自由裁量の幅;出土品、修復家、監修者;結果を形にしなければならない修復という仕事;修復とはそもそも何なのか)第1章 考古遺物の修復の現場から(文化財の保存修復とは何か;縄文土器の修復;考古遺物の複製そしてレプリカ)第2章 修復からみた縄文土器の「わからなさ」(縄文とともに現代を生きる;修復における厄介な問題;「向こう合わせの」造形;現れてくるものを受け入れる;縄文土器修復の目指すところ)第3章 遺物の修復について人類学者が考える―断片・経年変化・複製・展示(修復とは何のために何をすることなのか;断片より完形を偏重すること;経年変化とアンチエイジング;実物をとりまく複数の複製;保存だけでなく展示のために;修復は単品では完結しない)
はじめて語られる、縄文土器の修復の世界。 修復から考える縄文土器。熟練の修復家が実際に触れて感じる縄文の技と心と「わからなさ」 一般にはほとんど知られていない縄文土器の修復の迷宮を探る。土の中から破片が発掘され、修復され、私たちが縄文土器として目にするまでには、いくつもの実に厄介な、意外に身近な問題が存在する。断片と欠損の意味、文様の繰り返し、修復の介入度合い、修復箇所の判別、完形復元にすると見えなくなるもの、現代感覚で修復する危うさ……。そもそも「修復とは何のために何をすることなのか」という問題を抱える考古遺物・考古学の迷宮を、縄文土器の修復という営みから、また世界の修復事例から、人類学者と修復家が探究する。
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1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
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[BOOKデータベースより]
土の中から破片が発掘され、修復され、展示されるまでには、いくつもの厄介な問題が存在する。欠損の意味、修復の介入度合い、修復箇所の判別、復元してわかること見えなくなるもの、現代人の発想の危うさ…。考古遺物、考古学に潜む迷宮を、縄文土器の修復という営みから、また世界の事例から、人類学者と修復家が探究する。
序章 修復の世界への招待(発掘現場の出土品から展覧会の展示品へ;出土したときの国宝土偶;出土品への修復という介入;考古遺物の修復と美術品の修復;修復における自由裁量の幅;出土品、修復家、監修者;結果を形にしなければならない修復という仕事;修復とはそもそも何なのか)
[日販商品データベースより]第1章 考古遺物の修復の現場から(文化財の保存修復とは何か;縄文土器の修復;考古遺物の複製そしてレプリカ)
第2章 修復からみた縄文土器の「わからなさ」(縄文とともに現代を生きる;修復における厄介な問題;「向こう合わせの」造形;現れてくるものを受け入れる;縄文土器修復の目指すところ)
第3章 遺物の修復について人類学者が考える―断片・経年変化・複製・展示(修復とは何のために何をすることなのか;断片より完形を偏重すること;経年変化とアンチエイジング;実物をとりまく複数の複製;保存だけでなく展示のために;修復は単品では完結しない)
はじめて語られる、縄文土器の修復の世界。
修復から考える縄文土器。
熟練の修復家が実際に触れて感じる縄文の技と心と「わからなさ」
一般にはほとんど知られていない縄文土器の修復の迷宮を探る。
土の中から破片が発掘され、修復され、私たちが縄文土器として目にするまでには、いくつもの実に厄介な、意外に身近な問題が存在する。
断片と欠損の意味、文様の繰り返し、修復の介入度合い、修復箇所の判別、完形復元にすると見えなくなるもの、現代感覚で修復する危うさ……。そもそも「修復とは何のために何をすることなのか」という問題を抱える考古遺物・考古学の迷宮を、縄文土器の修復という営みから、また世界の修復事例から、人類学者と修復家が探究する。