- 太平洋戦争・提督たちの決断
-
- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2023年08月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784569855615
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[BOOKデータベースより]
日米両軍の死闘にみる歴史の教訓と人間ドラマ。万策を練り、戦闘を指揮し、決断を下すのは、指揮官その人の人間性なのである。どんなに強大で、精緻なメカニズムを誇る軍隊があっても、戦うものは人である。そこには人本来の過誤、油断、疲労、迂闊さ、そして不信や不手際がつきまとう―。太平洋戦争で火花を散らした日米の司令官たちの能力と資質と人間性に、“歴史探偵”が肉迫する。
1 連合艦隊司令長官「山本五十六」とミッドウェー攻略作戦(名をも命も惜しまず―亡国の戦いを戦い抜く覚悟を定めた連合艦隊司令長官;大本営の「長期不敗の態勢」などは痴人の夢 短期戦で終わらせなければ、亡国あるのみ ほか)
[日販商品データベースより]2 米太平洋艦隊司令長官「チェスター W.ミニッツ」とミッドウェー海戦(孫子の兵法を近代の戦争において実践した敵将ミニッツ;連戦連勝で太平洋王者となった南雲機動部隊と重い十字架を背負わされたミニッツ大将 ほか)
3 遠すぎた提督「高須四郎」―代行指揮を執った七五〇時間(連合艦隊司令長官の搭乗する飛行艇の消息がまったく不明となった;危急の戦時下と平時とを同じに考えているような人事で高須大将に連合艦隊の指揮権がゆだねられた ほか)
4 レイテ沖海戦の司令官たち―豊田副武司令長官と四人の主将(「不適当なりや否や」と昭和天皇に尋ねられた海軍大臣;敗因は無謀で容易に理解し難い作戦計画そのものにあった ほか)
今、日本人の「リーダー」と「組織」のあり方が問われている!
太平洋戦争で火花を散らした日米の司令官たちの能力と資質と人間性に、“歴史探偵”が肉迫する!
万策を練り、戦闘を指揮し、決断を下すのは、指揮官その人の人間性なのである。どんなに強大で、精緻なメカニズムを誇る軍隊があっても、戦うものは人であり、そこに過誤、油断、疲労、迂闊さ、そして不信や不手際がつきまとうものなのだ――(本文より)。
ミッドウェー攻略作戦からレイテ沖海戦まで――勝敗を分けたものは何か。
[本書の主な内容]
◆名をも命も惜しまず――亡国の戦いを戦い抜く覚悟を定めた連合艦隊司令長官
◆不信と疑惑を抱え、焦る山本五十六が考えていた四つの作戦計画
◆続くアメリカ海軍の襲撃に本土空襲を恐れる山本五十六
◆早期決戦と本土防衛の両方を併せて解決するミッドウェー攻略作戦
◆作戦をめぐって対立する連合艦隊と軍令部
◆ドゥリットル東京空襲により歪み始めたミッドウェー作戦の目的
◆孫子の兵法を近代の戦争において実践した敵将ニミッツ
◆連戦連勝で太平洋王者となった南雲機動部隊と重い十字架を背負わされたニミッツ大将
◆テキサス男を抜擢したルーズベルト大統領の英断
◆ニミッツが得た情報から見えてきた日本海軍の攻撃意図
◆事前の情報戦に勝利した米海軍、「相手を知る」ことなく楽観した日本海軍
◆連合艦隊司令長官の搭乗する飛行艇の消息がまったく不明となった
◆危急の戦時下と平時とを同じに考えているような人事で高須大将に連合艦隊の指揮権がゆだねられた
◆幕僚たちの作戦計画や意見にうなずくだけの司令長官が「Z一作戦発動」を発令する
◆闘将角田覚治の意見具申を頑としてはねのけた高須司令部
◆艦隊決戦のみを主眼としてしまう時代遅れの連合艦隊
◆「不適当なりや否や」と昭和天皇に尋ねられた海軍大臣
◆致命的な打撃を受けたマリアナ沖海戦での日本海軍の敗北
◆敵機動部隊および輸送船団を撃滅せんとする「捷号作戦要領」が発令される
◆敵を必滅するのは一片の命令書ではなく、人間そのものである
◆主将たちは相互不信を抱きながら連合艦隊消滅を覚悟する決戦に臨んだ
◆マッカーサー元帥はレイテ島に上陸し、豊田大将は「捷一号作戦」発動の命令を公布した
◆人間は「戦いの最終裁決者」であり、作戦の成否は「指揮官」そのものにあり、協同にあった